概要
新約10巻の終盤のエピローグにて、初めてその存在が判明した中国北部を中心にした民間信仰の女性神の名を冠した魔術組織『グレムリン』の真の正規メンバーと思われる魔神たちの1人である少女。
新約12巻でその容姿の全貌が明らかになった。
その根源は中国道教の尸解仙。そして彼女自身、風化した神格でもある。
完成された魔神であるため、彼女は本来その世界に存在することすら叶わぬような膨大な力を有する。
例えば、現世にそのままの状態で存在しようものなら、世界の方が彼女という存在に耐えきれず粉々になってしまうのだとか。一体どうすればいいと言うのだ。
今どきの女の子の様な言葉遣いで喋り、語尾の最後に良く☆が付く特徴を持つ。
他の魔神たちを『ちゃん』付けで呼んだり、リーダー格である僧正に対しても『ジージィー』などと呼ぶなど、軽い感じで対話している。
また、自分達が存在している相違の世界に退屈を感じているためか、同じ魔神でありながら実在する世界で好き勝手に行動し、あまつさえ上条当麻の傍らにいるオティヌスに対して嫉妬しているらしく、あまり快く思っていない模様。
新約10巻にてアレイスター・クロウリーによって引きこもっていた位相「隠世」が破壊されたため、現世に無理矢理引きずり出された。
その後、別の魔神が開発した「魔神の力を世界の許容範囲内に収める術式」を適用したが、アレイスターが対魔神用の弱体化術式に差し替えていた為に弱体化してしまう。
それから間もない13巻終盤、突如として現れた上里翔流の理想送りによって「新天地」に追放され、そのままフェードアウト…したかと思われていた。
ところが、新約17巻で他の魔神ともども再登場。
願望の重複が生じて同様に新天地へと飛ばされてきた上里をまずボコボコにする。その後、気まぐれな彼女は上里の事を多少なりとも気に入ったのか、ネフテュスと一緒に他の魔神から庇った。
上里が現世に帰還するまでの間は他の魔神と戦いながら上里の愚痴を聞く、助言するなど新約9巻でのミサカ総体のようなポジションを担っていた。
新約19巻では新天地に迷い込んだコロンゾンと戦っていたのだが、自力で現世に脱出したコロンゾンにくっついていた為、うっかり新天地から出てしまう。
容姿
キョンシーが被っているようなお札が張り付けられた帽子を被っており、ハートがあしらわれた靴と胸の部分がハート形に開いた白いチャイナドレスを着ている。
ちなみにデザイナーの灰村キヨタカ氏曰く、パンツは履いていないらしい(地味に重要事項)。