概要
2014年4月24日に発表された、『逆転裁判』の新シリーズ。
正式なタイトルは『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』。
ゲームジャンルは「大法廷バトル」。ハードはニンテンドー3DS/3DSLL。
2015年7月9日に、パッケージ版とダウンロード版がともに発売された。
2017年9月1日にiOSとAndroidでアプリ版が配信された。
物語の舞台は19世紀の明治時代、法の黎明期となる「大日本帝国」時代の日本と
裁判制度の最先端であった「大英帝国」時代のイギリス。
ゲーム中のナレーションは菅生隆之が担当している。
2016年9月に開催された「東京ゲームショウ2016」にて、続編となる『大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-』の制作決定が発表された。2017年8月3日発売。
登場キャラクター
- 成歩堂龍ノ介(ナルホドウ リュウノスケ)
声:下野紘
本作の主人公で、成歩堂龍一の先祖。
大日本帝国、帝都有盟大学の学生。
ある事件がキッカケで、「弁護士」をめざすこととなる。
最新の司法制度を学ぶために、留学生として、大英帝国へと旅立つ。
- 御琴羽寿沙都(ミコトバ スサト)
声:花澤香菜
海外の探偵小説を愛読している、ユメ見る大和撫子。
ある事情により、「法務助士」という立場で、成歩堂をサポートすることとなる。
- 亜双義一真(アソウギ カズマ)
声:中村悠一
成歩堂の親友。帝都勇盟大学の学生でありながら、すでに「弁護士」の資格を持つ。
低い立場だった「弁護士」という新しい身分を確立させ、日本の司法を革新するため、
大英帝国への留学を志す。
声:川田紳司
世界で最も有名な「大探偵」。あまりにもスルドイ推理力と観察力をもっており、
時には「真相」どころか、真実の向こう側にまでいってしまうことも。
声:久野美咲
ホームズと同居している少女。医学博士号を持つ。
倫敦(ロンドン)で大人気の小説『シャーロック・ホームズの冒険』を連載している。
声:津田健次郎
かつて“死神”の異名で恐れられ、大英帝国の法曹界ではその名を知らぬ者は居ない、伝説の検事。
彼の立つ法廷では、例え「無罪」となっても、助かった被告人は一人も居ないという。
声:なし
倫敦警視庁の刑事。
フィッシュ&チップスを愛し、常に食べている。
『シャーロック・ホームズの冒険』に登場しているのが自慢だが、筆者のアイリスを「お嬢様」と呼びデレデレ。
この他にも、後に日本を代表する文豪となる夏目漱石がゲスト出演している。
新要素
基本的なシステムはこれまでの逆転裁判シリーズと同じだが、レイトン教授VS逆転裁判で登場した群衆尋問と、以下の新システムが導入されている。
共同推理
探偵パートで登場。事件の際にホームズが披露する《名推理》は毎回核心を突きながらも、その着眼点はどこかズレている。そこへ成歩堂が割って入り、怪しい人物やその周りを観察し、間違っているキーワードを正しいものに入れ替えることで真相に迫っていく。
陪審バトル
大英帝国の法廷では、無作為に選ばれた六人の陪審員が裁判の行方を左右し、六人の評決が一致した時点で判決が下される。六人全員の評決が《有罪》となった時、弁護側は陪審員たちを説得する《最終弁論》の権利を行使出来る。弁護側は陪審員全員に被告人が有罪であるという根拠と主張を聞き、ムジュンしている主張同士をぶつけることで、陪審員の評決を覆すことが出来る。六人中四人の評決を覆すことが出来れば、審理が再開される。