概要
CV:ジョン・ディマジオ/稲田徹(吹)
第19話より登場したゴリラに似たディセプティコンで、ティールグリーンのパワーショベルに変形する。サイバトロン星の各都市に因んだ技の他、右手の拳に炎を宿らせた「炎の鉄拳攻撃」などを得意とする。
かつてはケイオンシティの花形グラディエーターとして名を馳せ、フィクシットをはじめとするファンからは「ケイオンシティの野獣」「コロッセオの破壊王」など様々な異名で呼ばれ慕われていた。しかしその勝利の裏には(彼の試合全てかは不明だが)、マネージャー兼師匠のヘッドロック(画像左のキャラ)による妨害工作などの反則行為が多々あり、タイトルマッチにてこれまでの不正が発覚し、無期限の出場停止処分となってしまった。その処分に逆上して暴動を起こしたためエリートガードに捕えられ、監獄船アルケモア号にヘッドロックと共に投獄されることとなった。
アルケモア号の地球墜落の混乱に乗じて脱獄した後は、ヘッドロックの指示でオートボットや人間から身を隠しながらトレーニングを続けていたが、偶然見かけた「モンスターカーバトル」のモンスターカーをダイノボットと勘違いしてクラウンシティドームになだれ込み、チャンピオンのメカノサウルスをヘッドロックの反則行為の援護を受けながら勝利し、チャンピオンとなる。なおモンスターカーバトルの主催者ファーナムは、グランドパウンダーもヘッドロックも遠隔操作型のマシンと勝手に思い込んでいた。
その映像を見たバンブルビーはサイドスワイプストロングアーム、ドリフトと共に彼らの逮捕に向かったが、グランドブリッジの誤作動でドームから遠く離れた地域に転送されてしまい、仕方なくグリムロックがモンスターマシンということでデニーと共に試合に出場し、彼らを逮捕することになった。
当初は背中に乗ったデニーを庇いながら戦わなければならないグリムロックに善戦するが、次第に地球での戦いで経験を積んだ彼に追い込まれていき、ヘッドロックの反則援護で状況を立て直す。しかしその行為に激高したフィクシットにヘッドロックが敗れ、彼の仇打ちとして飛びかかるも、グリムロックに敗れ去り逮捕された。
しかし『マイクロンの章』第7話にて、オートボット基地に潜入したスチールジョーによって救出され、彼とともにグロウストライク一味に加わった。
第13話の最終決戦ではサンダーフーフとともにサイドスワイプ、ストロングアーム、グリムロックの前に立ち塞がった。リベンジを果たさんとグリムロックと死闘を繰り広げるも、一瞬の隙を突かれてサイドスワイプに超音波兵器を起動させられ、耐えきれず気絶し再逮捕された。
日本語版では師匠ヘッドロックがとあるボクシング漫画のトレーナーに似ていたことからか、彼自身も同作の主人公のようにヘッドロックを「おっつぁん」と呼び慕っていた。また、敵に対しても砕けた敬語で話し、グリムロックのことも「まともなファイター」と評価していた。
なお彼のCVを担当したディマジオ氏と稲田氏はこれまで数多くのトランスフォーマー作品でも登場しているが、両者とも前作『プライム』の第38話にてバンブルビーたちに協力してくれた地下鉄作業員ボーゲルのCVを担当している。