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885系の編集履歴

2017/12/18 11:44:05 版

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概要

長崎本線特急かもめ」の速度向上を目的として開発・新製された振り子式電車である。水戸岡鋭治氏によるデザインで、 2000年3月から運行開始。

全車両が日立製作所で製造。車体はA-Trainの技術を用いたアルミニウム製で、白をベースとした塗色から「白いかもめ」と称される。

2001年からは、日豊本線の特急「ソニック」の増発用に2次車が増備されており、こちらは「白いソニック」。前頭窓周りなどのアクセント色で区別できる。また細かい点では前照灯の

大きさ(2次車のほうが大きい)やワイパーの本数が異なっている(3本→2本)。当初は「SONIC」のロゴをつけていた。

2003年以降、走行距離の調整や車両の運用効率を上げるために共通運用となり、2010年末から、1次車の塗装変更と全車両のロゴの変更(787系と同じ「AROUND THE KYUSHU」)が行われ、2012年度に全車両にこれが施工された。

内装としてはグリーン車・普通車とも本皮革張り座席を採用、床張りをフローリングとしたことが特徴である。

2001年に鉄道友の会のブルーリボン賞、日本産業デザイン振興会のグッドデザイン賞、さらにヨーロッパの「ワトフォードグループ」が選ぶブルネル賞大賞を787系883系に続いて受賞し、その優秀さを不動のものとした。

その後、台湾イギリスへは885系をベースにした日立製作所製の車輌が輸出されている。台湾では外装の整理とシートピッチの拡大・交流電圧25000V対応の改設計を受け、TEMU1000系「太魯閣号」として活躍。原型の885系より受け継いだ振り子機能を持ち、主に東部幹線地区の主力特急として活躍している(主に台北~花蓮の電化区間)。

一方イギリスの車両はクラス395形・「ジャベリン」の愛称が付けられて製作。こちらは振り子機能は搭載しておらす室内は固定クロスシートだが、ロングノーズとなった車体および足廻りは営業最大時速225km/hの高速鉄道仕様となっており、狭小車体断面と合わせミニ新幹線相当のスペックとなっている。

なお、熊本県鹿児島県での運用実績はない。

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