IN MY VEINS
概要
祖父はボブ・オートン・シニア、父はボブ・オートン・ジュニアというプロレス界のサラブレッドであるが、プロレスラーになる前はアメリカ海兵隊に入隊していた。しかし、素行不良が過ぎて1年ほどで除隊処分を受けている。
WWEデビューから間もなく、トリプルH、リック・フレアー、バティスタと共に『エヴォリューション』のメンバーに選出されるという破格の待遇を受ける。
その翌年には、WWE史上最年少の24歳で世界ヘビー級王者となった。また、「ザ・レジェンドキラー」として、数多のトップレスラーたちから勝利を収めていった。
2008年、同じくトップレスラーを父親に持つ、テッド・デビアス、コーディ・ローデス、マヌ、シム・スヌーカ、と共に『レガシー』を結成する(マヌとスヌーカは早々に追放)。
またこの頃より、虎視眈々と相手に必殺技のRKOを叩き込む機会を待ち構える姿から「バイパー(毒蛇)」の異名を取るようになる。
2014年、バティスタのWWE復帰と『ザ・シールド』の台頭により、再びエヴォリューションを結成し(フレアーは不在)ザ・シールドとの抗争に入った。
2016年、ブレイ・ワイアットに幻惑されたように『ワイアット・ファミリー』へ加入、しかしファミリーの仲間割れを誘発した上、最後は全てが芝居であったことを暴露。ファミリーが崇拝するシスター・アビゲイルの館に火を放った。
人物
たいへん気が強い。
前述通り海兵隊を除隊処分となったのもそれが原因であり、2度の無断外出、上官への命令不服従、集団行動への不適応などが具体的な処分理由である。WWE製作のアクション映画「The Marine 2」で主役の海兵隊員役をやると決まった際は、撮影に協力した本物の海兵隊隊長がいい顔をしなかった(ただし、オートンの鎖骨骨折により主役はテッド・デビアス・ジュニアに変更となっている)。
レスラーになっても気の強さは変わらず、若手の頃はロッカールームでの評判も芳しくなく、幾度か謹慎処分を課せられている。
意外な感じだがジョン・シナとは仲が良いらしく、シナを罵倒していた観客に本気で掴みかかったことがある。
ヒール志向であり、ベビーフェイスを強いられていた頃、上層部に早くヒールターンさせろとせっついたこともある。
最近は代謝が落ちているそうで、2016年にブレイ・ワイアットと共闘しワイアット・ファミリーに入っていた際、オートンは太っても体型を隠せるよう、以降よりTシャツとジーンズで試合する事を望んでいたという。
長らく短髪であったが、2017年の11月頃より突然伸ばし始めた。2016年の夏に植毛手術を受けていたそうで、髪を伸ばすのが可能になったのだという。
得意技
ジャンプして放つダイヤモンド・カッター。代表的なフィニッシュ・ホールド。
名称はオートンの本名であるランディ・キース・オートン(Randy Keith Orton)の頭文字からというが詳細は不明。
相手が立ったままであろうと、走り込んでこようと、はたまた飛び技を仕掛けてこようと関係無く、ひとたび首を掴んでしまえばそのまま放てる、返し技としても有効な万能技。
エプロンにいる相手の首にトップロープとセカンドロープの間から組みついてリング内へ引っ張り出し、相手の足首がセカンドロープに引っかかった状態にして放つDDT。
関連動画
「line in the sand」 モーター・ヘッドの楽曲で初期の入場曲。
エヴォリューションのテーマ曲でもある。
「Burn In My Light」 The Legend Killer だった頃の入場曲。
「Voices」 The Viper となってからの現在の入場曲。