演:柳沢慎吾
「ワァ~~~オ‼兄ちゃん!戻ったぜぃ‼」
「何だ手前ェら!?コロコロコロコロ変わってばっかりいやがって…潰すぞ‼」
概要
映画『超・仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼ヶ島の戦艦』に登場。
室町時代ごろの日本で各地を荒らし回り、人間との戦いに敗れ滅ぼされたはずのオニ一族の1人で、彼らの統領であるクチヒコのたった一人の弟。
何かしらの要因(当初は通りすがりのライダーに変身する青年が、異空間を旅していたことが原因だと思われていたが、実態にはあるものの影響であった)で発生した時空の歪が生まれ、歴史が変わった事で対峙される事無く生き残り、自分たちの歴史を作り上げる為に歴史改変を目論む。
その手段である兄のクチヒコの指示でその為に必要な一族に伝わる切り札の起動キーの半分を探して時間移動を行い、過去から未来にいたる格時間軸活動し様々な宝の強奪など、配下にしたゲルニュートたちを従えて各地を荒らし回っており、仮面ライダーディケイド第14話『超・電王ビギニング』においてもシルバラの姿で先行登場していた。
なお、人間の宝を強奪していたのは切り札の起動キーは人間たちにとって金目の物として扱われているだろうとの兄の推測から、金目の物=人間にとって貴重な物=人間たちの宝という連想からそれらしいものを片っ端から強奪していたという単純極まりない理由から。
あまり頭が良くないが、ゲルニュートが二人係でも持てない程に重たい純銀で作られた金棒を軽々と振り回す事ができる程の凄まじい怪力の持ち、人間を潰した音、特に子供の潰れる音を聞くことが大好きという残忍な乱暴者だが、相手が弱者だと判断すれば、“潰し買いが無さすぎる”と興味を無くしてしまう好みに関しては、両極端な部分を持っている。
また、自分とは違って頭が良い頭脳派である自分とは全く正反対の兄であるクチヒコに対しては「兄ちゃん」と尊敬して慕っており、兄弟の絆は誰よりも強い。
また、本来は特殊能力などは持っていなかったが、兄同様に時空の歪みでは発生した時空震が起きた影響で、疑似ライダーの一種、シルバラへの変身能力を身に付けており、戦闘の際はシルバラに変身して相手を持ち前の怪力で叩き潰す戦法を好む。
最終決戦に置いて兄のクチヒコの変身するゴルドラと共に電王たちを迎え撃つが、最後はNEW電王 ベガフォームの『ブランディッシュダイブ』を受け大ダメージを負い、更に続けて兄を庇って電王 超クライマックスフォームの『超ボイスターズキック』の盾となり致命傷を受け、兄に看取られる中、後の事を全て託して中の人ネタ(ギャグではなく、最高にカッコイイ名シーンである)と共に尊敬する兄の腕の中で静かに息を引き取り、消滅していった…。