概要・歴史
正式名称は「トータル・ノンストップ・アクション・レスリング(Total Nonstop Action wrestling)」。2002年5月にジェリー・ジャレットとジェフ・ジャレットの親子が設立したアメリカのプロレス団体。
当初はNWAに所属し、また通常のテレビ放送は行わずに毎週のペイ・パー・ビュー放送を主要な収入源とする団体であった。そのためすぐさま資金難に陥り、10月にはパンダ・エナジー社に株式を売却。11月よりケーブルテレビで「Xplosion」の放送を開始する。
2004年、2つ目のテレビ番組「IMPACT!」の放送を開始。プロレス団体としては珍しいオクタゴンリングと観客への試合時間の表示を導入し、よりスポーツ性を強調する形をとった。
2005年、スパイクTVと放送契約を結び、その頃からWWEを退団した有名選手(ブッカーTやダッドリー・ボーイズ、カート・アングルら)が続々と所属。
2009年10月、クリエイティブチームの一員としてハルク・ホーガンおよび元WCW会長のエリック・ビショフと契約。それと同時に改革を実施し、翌2010年にオクタゴンから4面リングに戻す、「IMPACT!」をWWEの番組「RAW」と同時間帯にぶつける、リック・フレアー、ロブ・ヴァン・ダムと所属契約を結ぶなどし、WWEを猛追するようになった。
2011年5月、団体名を「インパクトレスリング」に改名。
2013年、武藤敬司が社長を務めていた日本の団体Wrestle-1と業務提携。
しかし、この頃から財政的に厳しくなり始め、ハルク・ホーガンやAJスタイルズらは契約更改を拒んだ。
2017年、「アンセム・スポーツ&エンターテイメント」が株式を購入し親会社になり、団体名も「GFW(グローバル・フォース・レスリング)」に改名。財政が徐々に回復傾向になる。
2020年12月よりAEWと提携。2022年にDAZNとパートナーシップ契約を結ぶ。
2024年1月、団体名を「TNA」に戻す。