概要
ニューギニア付近が発祥と言われており、南方から伝播して現在の日本では沖縄県、奄美大島などで砂糖の原料として栽培されている。十分な日照が必要な植物であるため南方向きの作物だが、九州や四国の一部地域でも栽培されている。
竹のように見える茎の中に糖分を豊富に含んだ髄があり、汁を絞って飲んだり砂糖を精製したりする他、食用にもされる。搾りかす(バガス)は製紙用にも利用される。
また、サトウキビ由来のアルコールはラム酒や黒糖焼酎のほか、精糖後の糖蜜(モラセス)から燃料などに用いられるバイオエタノールを作ることがある。