概要
キングダムハーツシリーズの主人公の一人ソラがハートレスになってしまった際に使われる呼称。その性質上、ソラとは同一の存在でもある。
シリーズ中でソラがこの姿になるのは実質一度だけだが、このハートレス化が後の物語に大きな影響を与える事となる。
シリーズにおける動向
KHI
ホロウバスティオンにて自身の心と同化しているカイリの心を解き放って本体へと戻す為、人の心のキーブレードを使って自身の肉体から心を解き放った際にハートレス化。この時はシャドウの姿をしていた。
ハートレス化したもののまだソラとしての自我が僅かながら残っており、一行が城から脱出する中でその後を密かに追いかけていた。
なお、カイリ達に追いつくまでの短い期間だがプレイヤーが直接操作する事ができる。しかし移動とジャンプ以外のアクションは一切使えず、戦う事もできない(それ以前に道中に敵が出てくる事すらない)。
城の出口でようやく一行に追い付いた時、ドナルドに何度攻撃されても反撃してこず、何かに気付いたカイリが呼びかける。直後、大量のハートレスに襲われるもソラ・ハートレスを庇ったカイリから光が放たれ、消滅したハートレス達の中からカイリと共に元の姿に復活したソラが姿を現わすのであった。
なお、本来ハートレスとなった心はキーブレードで倒される事、さらに肉体がノーバディ化している場合はそのノーバディも消滅していないと元の存在に戻れないのだが、ソラはそれらの条件を一切無視して特殊な形で復活している。
(これに関しては、ヴェントゥスがソラの心の中にいた事が関係していると思われる)
また、ノーバディは人間だった頃の記憶を受け継いでいるのだが、この特殊な復活が原因でロクサスはソラだった頃の記憶が欠落した状態で誕生する事となる。
KHII
ソラがハートレス化する事はないものの、上記のハートレス化が原因でアンチフォームという姿に変身する事がある。
coded
ジミニーメモに記されていたソラ・ハートレスのデータで、厳密にはソラとは別の存在。
本作では力が強くなってダークサイドのような姿(作中における呼称はネオダークサイド)になっている他、アンチソラと同じ姿にもなる。また、とある場面ではシャドウの姿にもなる。
KHIの時とは異なりソラとしての自我は最初から存在しない。
本作の黒幕であり、ジミニーメモのデータ世界に現れたバグの原因でもある。
本作のハートレスは倒されると心ではなく「意志」を解放しており、最初こそジミニーメモのデータを吸収して自身を強化していたもののデータ・ソラが世界のバグを消していってデバッグを始めたので、メモのデータの代わりに倒されたハートレス達が解放していた意志を食らって自身の強化を始める。
そしてデータの世界を消し去って現実世界に侵攻しようと企てていたが、データ・ソラや彼を助けにきた王様との対決に敗れ消滅。
ソラ・ハートレスによってめちゃくちゃにされていたメモのデータは完全に復旧され、メモに異変が起きてからのデータ(=データ・ソラの冒険)もリセットされた。