概要
身体障害者が出場する国際スポーツ大会。オリンピックの後に開催される。
脊椎損傷者を意味する"paraplegia"と、オリンピック"Olympics"を合わせた合成語だったが、後に視覚障害者なども出場するようになったため、最初の「パラ」は平行という意味の"parallel"という解釈になった。
1960年にローマで第1回大会が行われた。
ただし、正式に「パラリンピック」と名称がついたのは1988年のソウル大会から。
選手により障害の部位や度合いが大きく異なるため、各競技とも細かいクラス分けがされている。
かつては知的障害者の種目もあったが、偽障害者の問題が発生したため一旦取りやめになり、ロンドン大会で一部のみ実施された。
起源
1948年にロンドン郊外にあるストーク・マンデビル病院で行われたアーチェリーの大会が発祥。
最初は第二次世界大戦で負傷した兵士たちのリハビリの一環であった。
その他の障害者スポーツ大会
デフリンピック
聴覚障害を対象としたスポーツ大会。実はパラリンピックよりも歴史が古い。
スペシャルオリンピックス
知的障害を対象としたスポーツ大会。
競うというよりも成果を発表するという側面が強いため、全員を表彰するなどの特徴がある。
現在の種目
夏季パラリンピック
- 車椅子バスケットボール
- アーチェリー
- ゴールボール
- 車椅子テニス
- 視覚障害者5人制サッカー
- 脳性麻痺7人制サッカー
- シッティングバレーボール
- 自転車競技
- 柔道
- セーリング
- 卓球
- 馬術
- パワーリフティング
- ボッチャ
- ボート
- 陸上競技