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四国八十八ヶ所の編集履歴

2018-04-03 11:53:23 バージョン

四国八十八ヶ所

しこくがどうでしょうをよぶ

テレビ番組「水曜どうでしょう」の企画のひとつ。のちのホラードラマ「四国R-14」の元ネタにして、番組内で3回行われた名物企画のひとつ。同時にトラブルを呼ぶ企画としても有名。

もしかして:四国八十八箇所(本企画の舞台にして元ネタ。いわゆるお遍路


ここで説明しておこう!


四国八十八ヶ所巡りとは

大いなる悲願を抱いた者が

大願成就のために巡礼に身をやつし

四国全土の札所を巡る

仏道修行 のことである!

日本全国絵ハガキの旅 第1回2夜目より)


テレビ番組「水曜どうでしょう」の企画のひとつ。


前史

番組と四国の因縁全体については親記事の「どうでしょうと言えば四国」節を参照。一方、そんな節が存在することからも解るように、番組にとって四国の地はその開始当初より因縁めいた場所としてスタッフ・視聴者ともに認知はされていた。その四国とかっちり(?)向き合ったのが、この企画。


事の起こりは、本企画以前に行われた「日本全国絵ハガキの旅」第一回において、ミスター徳島県霊山寺を引いてしまった事。元より同地は四国八十八箇所第一番札所であったワケだが、同企画の演出意図のために白衣、菅笠、金剛杖という遍路装束一式を手に入れてしまったのだ。そして彼らは同旅にて愛媛県の内子を引いてしまい、一日で四国へととんぼ返りをするハメに。つまり呼ばれてしまったのである。


この出来事に慄いた、どうでしょうメンバーは突如、深夜の最中に八十八箇所の各寺院の巡拝を開始。しかし、結局は時間の事もあり5番まで行った後に88番へと中飛ばしして、さも全部の寺へ行ったが如き態度で内子へと向かった。


ちなみに88番に一番近い(行きやすい)序盤の寺、というのは7番十楽寺(徳島自動車道側道→国道318号→国道377号)あるいは10番切幡寺(県道139号→県道2号→国道377号)だったりする。そのため遍路に詳しい者の場合、この時点でなんで5番!?とツッ込んでしまう事もある。(純粋に時間の問題だったのだろうが)


……そんな彼らが再び四国に呼ばれるのは、ある意味では当然の成り行きであったのかもしれない。のちの企画「試験に出るどうでしょう」にて罰ゲームとして四国八十八箇所(お遍路)巡りを設定したら見事に撃沈。そうして彼らは、また四国に呼ばれてしまったのである。


概要

試験に出るどうでしょうに失敗したお詫びとして「番組を見ている受験生の合格を応援祈願する」という意図の元、大泉洋とディレクターが4~5日という超強行弾丸日程で四国八十八箇所を巡礼する、というルナティックモードな罰ゲーム企画。

設定されている巡礼期間が無茶苦茶にもホドがある短時間(超弾丸行程の自動車遍路でも10日から半月はかかる)のため、真面目なお遍路さんなら激怒確実の特殊ルールが設けられている。そのルールとは。


  • 参拝と納経(要は寺の本堂や仏様に手を合わせたり経文を読んだり)はしない
  • 各霊場の山門(あるいは本堂)をバックに写真を撮る事で巡礼(以下、チェック)とみなす

という2つを主軸としている。通常の遍路の手順が一つの寺につき「山門で礼→手水場でお清め→鐘打→本堂で燈明(線香&蝋燭)→本尊に納札・納経→大師堂で燈明→大師に納札・納経→寺務所で納経証明のために朱印を貰う→山門で礼」(街中の寺では鐘打を省略)という、手間のかかるものであることを考えれば(やんわりと言ってすら)省略にもほどがあるとしか言えない。当然、本来ならば遍路が回るべきとされる、いくつかの番外霊場も除外である。

一つの寺に対して、かけられる時間が限られるためだが、祈願企画のはずなのにそもそも祈ってない。まぁ、それも、どうでしょうクォリティ。

ちなみに寺によっては大泉が解説をしてくれている場合もある。


だが、そんなムチャが通るほど、お遍路は甘くない。案の定、彼らは企画の最中(主にはオカルトな方面で)様々なトラブルに巻き込まれてしまうのである。


なお収録当時はともかくとして近年においては(本企画に関してはともかく、いわゆる御朱印ブームなどの影響で)不適格な参拝をして寺を怒らせてしまう人や寺とのトラブルを起こしたりする人もいたりするので、寺側もデリケート&ナイーブになりつつある。そのため(本企画でのトラブルの事を度外視したとしても)真似をすることは褒められた事では無い。


そして。本企画において、どうでしょう班(鈴井を除く)は、ついにあちらの方々と交流を果たした。


第1弾・四国八十八ヶ所

1999年3月の企画。太龍寺・雲辺寺(双方とも巡拝のためのロープウェイが当日の営業時間終了)横峰寺・鶴林寺(冬季路面凍結などのため通行止)などの交通事情上やむを得ない寺をのぞき、チェック達成。そして大泉は本企画途中より体調不良を抱え、それは半年間近く尾を引いた。


第2弾・四国八十八ヶ所II

2000年4月の企画。自動車が脱輪するわ数珠を失くすわとトラブル続発の有名企画。あげく坂出市の天皇寺高照院(崇徳上皇を祀っている)では立て続けに不可解な現象が起きた。またしてもロープウェイに間に合わなかった雲辺寺と(最後の最後、八栗寺で大泉が讃岐うどんを食べたがったせいで)最後の寺であるさぬき市の大窪寺でチェックをし損ねる。のちに本企画をネタにホラードラマ「四国R-14」が制作された。

不可解な現象とは

79番天皇寺高照院に到着した一行は、今まで通り本堂へ行き、暗闇の境内で寺紹介と写真撮影を行った。その直後、カメラがアラーム音を発し突然止まってしまった。

車に戻って嬉野Dがビデオを確認すると、確かに撮影したはずの映像が残っていなかった。

そこで試しにテストを行うと問題なく記録できたので、今度は寺の入り口で撮影を行った。この時は照明が消えた以外は何も起こらず無事に撮影を「終える」ことができた。

しかしその直後、暖房(25度)に設定している車のエアコンから何故か冷気が出始めた。もちろん冷房にはしておらず、温度を下げてもいない。大泉と藤村Dは焦りを隠しながらコレを「機材の故障」と判断、ただ不運が重なっただけとしてロケを続けた。

そしてロケ終了後に映像を確認すると、件の天皇寺高照院の映像だけ激しく乱れ、音声が殆ど録音されていなかった。

この出来事を元に、嬉野D脚本による四国R-14が制作された。

ドラマの下見のため再び天皇寺高照院を訪れた際に、またカメラがアラーム音を発して止まったらしい。


第3弾・四国八十八ヶ所III

2002年3月の企画。冬季通行止めの横峰寺、ロープウェイに乗り損ねた太龍寺を除いてチェック達成。


関連タグ

水曜どうでしょう 四国R-14


お遍路 四国八十八箇所






※以下、ネタバレにつき注意
























天皇寺高照院の真相



境内で撮影した映像は実は残っていたのである。


しかし映像を確認した嬉野Dは「これは誰にも見せちゃいけない」と判断しコレを消却、残ってないと大泉、藤村Dに告げた。

その後、「原付西日本制覇」のロケ中に嬉野Dは藤村Dに「真実」を唐突に告白した。これを聞いた藤村Dは映っていたモノに戦慄するとともに、嬉野Dが独断で消却した事がショックだったと語った。

両ディレクターは大泉本人にはこの真実を告げなかった(しかし、実際は映像が残っておりそこに「何か」が映っていたということは知っていた)が、代わりに安田が「対決列島」のロケ中に藤村から詳細を聞き、そしてトークショーにて大泉にも伝えられた。



映っていた映像では、なんと大泉の両足が消えていたとのこと。



正確には、大泉の映っている映像が下からセーターを解くように消えていき、全部真っ暗になってしまった。

コレを聞いた大泉は「怖い」と震え上がった。

ちなみに寺の入り口で撮影し直した際に照明が切れたのは単なるバッテリー切れである。しかし、タイミング的に考えると「あちらの方々」がいたずらをした、もしくはテレビの企画とはいえふざけた参拝をするどうでしょう班に警告をしてくれたのかもしれない…。

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