プロフィール
概要
スズカゼ、フェリシア、ジョーカーと並ぶ、3ルート共通で必ず仲間になるキャラクター(但し白夜篇及び透魔篇では一度相対することになる)。暗夜王国の新人騎士。
実家は、暗夜貴族の中でもかなりの名家。
部下は騎兵隊を率いている。
幼い頃、主人公(カムイ)の話し相手として連れてこられたことが最初の出会い。主人公が幽閉されていた塔に潜り込み、彼(彼女)を連れ出して仲良くなった事がある。この際、連れ出した事がバレて処罰されかけたが、主人公の手で救われている。
以後、彼(彼女)の幼馴染として力になる為に騎士を目指し、見事、王城兵となった。
サイラスが主人公を外に連れ出した日以降、サイラスと会えなくなった寂しさから主人公は毎日泣くようになり、周りの人は別の話で気を逸らしたこともあり、主人公自身もサイラスとの記憶を封印してしまった。そのため、再会した際、主人公はサイラスの事を全く覚えていなかった(が、すぐに思い出す)。
このことをサクラはかなり不審がっており、「呪い」ではないかと指摘している。
実際、思い出してからはリョウマが羨むほど、再び仲がよくなった。
仲間想い、かつ穏やかな性格で、信じるものを守る事を「騎士の誓い」として胸に秘めている。
正々堂々としたことを好み、間違ったことは許せないが、自らの非を認めた場合はすぐに謝る素直さを併せ持つ好青年。
白夜篇ではガロン王の暴挙を訴え、カムイを背信者と謗るマークスを説得しようと試みたり、リョウマに暗夜の厳しい現状について語るシーンがある。
一言で言うならRPGの理想的な主人公の構図のような性格をしている。
基本、変人ぞろいの暗夜出身とは思えないくらい、全く癖のない実直なお人好し(育ちの良さが関係していると思われる)であり、よく人から相談を受けている。仲間が困っているとき、それを解決することを絶対に諦めない。
その諦めなさはエリーゼに「一緒に寝てほしい」と頼まれ(エリーゼとしては単なる添い寝のつもり)、悩んだ末に暗夜兵に非難され縛り上げられる覚悟で了承するほど。他にも、
- カムイの調子が悪いのはメイドのフェリシアが失敗ばかりやらかすからと悪いデマを本人に伝えたことを謝り、フェリシアのドジを直すのを手伝う。
- 除隊を希望し弱音をはくモズメに『その後ろ向きの考えがお前の成長を妨げているんだ!』と叱り、最後まで彼女の訓練に付き添う。
- ピエリの殺人癖を直すためピエリの攻撃を全力で受けとめようとする。
- 感情が希薄なベルカを笑わせようとハロルドの不運話を100個にもわたって取材する。
- 自分の身体が成長しないニュクスの呪いを解こうと街で薬を買ったり、呪いを解く薬を調合したりもする(余談だが、街で買った薬は頭痛薬であり、調合した薬も言いにくいものが入っているらしく結局飲めなかったため、呪いは解けなかった)。
と、様々なところで努力している。
一人っ子であり、きょうだいというものに憧れを持っている。
ちなみに軍の中で一番、くせ毛。
実際に前髪が大きく上にはね上がっており、それも呪いではないかとサクラから指摘を受けた。寝癖ではないと何度も言い募る辺り、当人も気にしているらしい…。
これは娘にもしっかり受け継がれている。
娘は同じくソシアルナイトのゾフィー。立派な騎士になるよう暴れ馬のアヴェルを与えており、アヴェルの扱いに悪戦苦闘する娘の成長を見守っている。
当人も馬が好きらしく、武器争奪戦では名馬の方に興味がそそられていた。
ユニット性能
初期兵種はシリーズおなじみのソシアルナイト。パラレルプルフでマーシナリー。
武器も変わらず剣と槍だが、刀と薙刀も装備可能。
初期能力のバランスが良く、能力の上昇も安定している為どのルートでも活躍が期待できる。
更にソシアルナイトのスキル「救出」により、行動後のユニットを防陣の後衛に入れられるため、前に出たユニットを守るなどの臨機応変な戦術が可能。
但しHPは伸び悩む為、不意のロストには注意。
白夜篇では参戦ユニットの大半が歩兵と飛兵である為、貴重な騎馬ユニットとしての活躍が期待できる。白夜では入手しづらい手槍を手にしているため、序盤から遠距離攻撃をこなすこともできる。また、剣士や天馬武者など回避主体のユニットがそろう中、数少ない守備が高いユニットであるため壁役もこなせる。それをさらに生かすために、パラレルでマーシナリーやグレートナイト、ブレイブヒーローとなって「後手不敗」や「月光」、「金剛の一撃」や「太陽」などを取得して、さらに生存率を高めよう。
貴重な暗夜系兵種だけにバディ・恋人候補として非常に優秀。
パラディンのスキル「守り手」は、前衛系ユニットはぜひとも欲しいスキルのひとつである。
サイラス本人に限っては最大限にスキルを取得するだけでも十分に戦えるが、リョウマとバディになって「流星」や「剣の達人」、オボロと支援Sにすれば「槍の達人」と「破天」を取得し、さらなる活躍を見込めるようになる。
反面、暗夜篇では騎兵職のキャラクターが多く参入する為、シナリオが進む毎に(育成が効きづらい事も相まって)出撃枠が怪しくなっていきがち。但し参入の早さを活かせば育成の幅はある方。同じソシアル系でもやたら尖った成長をするピエリや既に上級職のマークスと違って、自由に育てられる強みも大きい。
白夜篇とほぼ同時期に加入するのに、なぜかこちらでは手槍を持っていない。そもそも槍の武器ランクがEのため、店では手槍を2本買えても最初から装備することができない。
透魔篇では参入が遅く、味方もあらかた加わった後である為、出撃枠を割かせてもらえない可能性が高い。
このルートでは初期値が全味方中トップ3に入る程の高いHP、騎兵ながらアーマーナイトに匹敵する守備、それなりに高い魔防となっているため、機動力のある壁役として活躍は期待できるが、他の能力と比べると速さが結構低いのが弱点。
それでも遭遇戦が使える上、バディの素質がどれも優秀な事から、頑張れば主力にすることも不可能ではない。
同性で支援がある相手は、ジョーカー、スズカゼ、リョウマ。「流星」「剣の達人」などで攻撃性能を上げるならばリョウマの侍の素質、「戦闘指揮」「魔殺し」などで支援力や守備性能が上がるジョーカーのロッドナイトの素質、「写し身人形」「蛇毒」「滅殺」で変幻自在に戦えるようになるスズカゼの忍の素質とどれをとっても有用。
白夜・暗夜共に序盤で参入する上に、スキル「救出」の存在もあり、歩兵ユニットである主人公と防陣の相性も良いことから、支援レベルがあがりやすく、主人公が女性の場合は、ジョーカーと並び、他のユニットに先駆けて支援S候補に上がるだろう。
固有スキルは主人公のHPが半分を切ると自分の攻撃・防御が上昇する「友情の誓い」。
しかし自分ではなく主人公のHP依存である為、使い勝手はあまりよろしくない。
余談
主人公の親友を自認し、騎士の誓いを立てているため、支援会話のほとんどでその名が挙げられることに。
前述の通り同性で支援がある相手は、主人公の執事であるジョーカー、主人公を主君とするスズカゼ、兄弟として主人公を深く慈しむリョウマと、ほぼ同好の士で構成されている。
また他の女性と結ばれた場合も、支援会話などで主人公の名を連呼することになり、どこかの誰かさんを彷彿とさせるキャラとなる。