概要
『ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めて』に登場するキャラクター。
主人公と同じ日に生まれた幼なじみ。主人公に恋心を抱く村長の孫娘。
16歳になった二人はともに、神の岩での成人の儀式にのぞむことになる。
神の岩では応援するだけで戦闘には参加しないが、主人公がピンチになると薬草でHPを回復し、呪文を使うと魔法の小瓶でMPを回復するといった行動で主人公をサポートする。
成人の儀式を終え、主人公の家を訪ねると主人公が母から勇者の生まれ変わりと告げられ、村から離れると言われる。村を離れる主人公に手作りのお守り(エマのお守り)を渡し、旅立ちを見送った。
しかし主人公が悪魔の子としてデルカダール王国に追われた後、イシの村は「悪魔の子を育てた地」として跡形もなく焼き払われてしまった。主人公が村に戻ってきた時には、エマを初めとした住人達の影も形もなく、行方不明となってしまう。
再会
イシの村はホメロス率いるデルカダール軍に焼き払われていた。しかしホメロスが住民をも皆殺しにしようとしていた時、グレイグが間一髪で間に合い、「住民まで殺す必要はない」と押し留めていた。その後、村の人々はデルカダール城に軟禁されていた。
魔王の手により世界が崩壊した後は、デルカダールが魔物の跋扈する地となる前に脱出し、イシの村改め「最後の砦」に帰還していた。
そして最後の砦に流れ着いてきた主人公とついに再会。デルカダール城を根城とする屍騎軍団との戦いに臨む主人公・グレイグら反乱軍を献身的にサポートする。
屍騎軍王ゾルデを討伐した後も最後の砦に残り、主人公の帰りを待ち続けている。
なお、再会時の「私よ。"幼なじみ"のエマよ!」というやけに説明的なセリフがネタにされている。
久方ぶりの再会とはいえ、主人公が彼女の事を忘れるとは思えないが・・・。
(プレイヤーに対するメタ的なセリフとの見方もある)
イシの村復興イベント
主人公が過ぎ去りし時を求めた後は、命の大樹崩壊の歴史が改変されたため、軟禁されていたデルカダール城で主人公と再会することとなる。
デルカダール王に取りついたウルノーガの暗躍が未遂に終わったあとはイシの村に戻っていた。
イシの村に帰還後は丸焼けになった村の惨状を見て落ち込むが、他の住人と力を合わせて村の復興に力を注ぐ。
主人公も村の復興支援を要請されるが、その内容は「復興を手伝ってくれそうな助っ人を村にスカウトする」というもの。
エマの要望は「復興に必要な物資を調達してくれる商人」「村の用心棒」「もの知りな情報屋」「村のマスコットになりそうなゆるい感じのモンスター」。
全ての助っ人をスカウトすると、めでたくイシの村は元通りに復興される。
お礼として「エマのお守り・真」を渡されるが、物語序盤に渡された「エマのお守り」と一緒に装備すると、魅了・呪い耐性の合計が100%となる。
結婚イベント
イシの村の復興後、ネルセンの試練の願い事で「エマと結婚したい!」を選ぶことでエマと結婚できるようになる。
イシの村の自宅でエマが住むようになり、彼女に話しかけることで休むことが可能。
なお、休むかどうかの選択肢で「いいえ」を選ぶと、パーティーに同行させることが可能になる。
PS4版はイシの村と神の岩限定だが、3DS版はエマを村の外に連れ出すことが可能で、直接コマンドは選べないが戦闘でサポートしてくれる。パーティーから外すときは自宅に戻る必要がある。
しかしこのイベントは、
- 肝心のイベントはネルセンから「エマと夫婦となった」旨告げられた後、イシの村に戻ると、何故か既に結婚式が執り行われたことになっており、村人やパーティーメンバーもそれを前提とした話をしてくる、というもの。主人公のプロポーズ等、特別なイベント演出はなし。ご丁寧に、自宅の壁には結婚式の様子が飾られている。
- 最強武器のレシピを手に入れるために避けて通れないイベントである。
等の不満を抱くプレイヤーもいる。
主人公の視点からすれば、最近知り合った旅の仲間より16年間一緒にいたエマの方が付き合いは長いだろうが、プレイヤー視点では共に冒険した仲間達の方が思い入れが強くなるのも無理はない。
せめてDQ8のように、主人公のプロポーズイベントの末に結婚する、というものであったなら、不満意見も少しは解消されたのかもしれない。