概要
握りが刃と垂直についているのが最大の特徴で、握り込んだ際に切っ先が拳の方向を向くようになる。
このため、殴りつけるようにして突き刺す形になる。
ちなみに、厳密に言うと手甲がないのをジャマダハルといい、あるのは『パタ』という別の名前で呼ばれる。
いくつかバリエーションがあり、刃が二又・三又になっている物や、刃が波打っている物、内部に一回り小さなジャマダハルを収納できる物などがある。
柄を握りこむと刃が三又に分かれる物、さらには柄の両側にマスケット銃を取り付けた物といったロマン溢れるジャマダハルもあるが、それらはあまり実戦向きとは言えず、欧州の刀剣収集家に向けたコレクターズアイテムとして作られたらしい。
なおしばしばカタール(インドで用いられていた30cm程度の両刃の剣)と混同される。
これは16世紀の歴史書においてジャマダハルとカタールの挿画が取り違えられていたことに由来する。
その影響で一部のRPGなどにおいては、この形状の武器をカタールと表記する作品も存在する。
ちなみに、ジャマダハルとは『鎧通し』、カタールとは『短剣』を意味する。
もしかしたら
→ ジャマハルダ:『星のカービィ スターアライズ』に登場する要塞の名前。なお、関連のキャラクター名も武器の名前から取られているようなので、これもその可能性が高い。