「もうすでに狂い始めてると言うべきかな、ケケケッ」
概要
新膳(しんぜん)中学校テニス部に所属する高橋つらら・長月雹花のクラスメイト。
黒みがかったダークブラウンのロングヘアで、斜めにカットされた前髪で右目を隠した少女。
他人を嘲笑うかのように口をひきつらせながら「ケケケ」と不気味に笑うことが多い、根暗で謎めいた雰囲気を漂わせている。
実はつららと同様、魔法少女サイトと出会い、ステッキを与えられた魔法少女の一人であるらしいが、現時点において所有するステッキ等の詳しい詳細は不明。
以前からつららや雹花の周辺を探っており、つららがテニス部顧問の倉木に脅されて自宅アパートに連れ込まれ、肉体関係を強要されていた末に妊娠してしまったことや、逆上したつららが魔法少女サイトから与えられた電動ドリル型ステッキで倉木を殺害し、その現場を偶然目撃した上で彼女の苦しみを知った雹花がつららのステッキで倉木の遺体を処分する一部始終も密かに目撃していた。
その後、雹花がつららから預かったステッキを使ってのオヤジ狩りでつららの中絶費用を集めていた際に雹花の前に現れ、自分がつらら達二人の秘密を知っていることや自分も二人と同じ(魔法少女サイトのステッキを手にした魔法少女)であると教えた。
しかし安條本人はそれらを周囲に公言したり、二人をゆするつもりも特にないらしいが、雹花に何が目的かを詰問されても「何で答えなきゃならない」と話そうとしなかったため、目的も謎のままである。
関連タグ
※以下、ネタバレ注意!!
ここから先は『魔法少女サイト』第2部20話(通算第75話)以降の話に関わる非常に重大なネタバレが含まれています。
閲覧にはご注意ください。
この謎の少女・安條磯子の正体、それは“不幸な少女”に与える魔法少女サイトのステッキを少年少女に関係なく与えていた謎の(サイト管理人・漆曰く、厄介な)存在・“A”である。
“A”としての姿は黒づくめの衣装に能面を被った上で声も変えており、ステッキの力を悪用して靴を盗むという万引き行為もひっそり行っている。
第2部の主人公である湖村花夜の妹・愛里が鴉間・最原・久松の不良少年グループに襲われ、惨殺される『黄金井市少女リンチ殺人事件』も、犯人グループにステッキを与えた“A”こそが実質的な黒幕であるが、事件が起きたのは2年前、“A”が霰矢冬子にステッキを与えたのは、その事件から1年後になるが、実はサイト管理人・漆の協力者である美炭貴一郎によって既に始末されていたことが判明。
事実上、公式スピンオフ作品『魔法少女サイトSept』は本編より過去の時系列を描いた物語になる。
しかし、安條が何故漆が管理しているはずのステッキを大量に所有し、魔法少女サイトの使いの者ではないにも関わらず、少年少女に関係なくステッキを与えていたかは謎に包まれているが、今後の本編及びスピンオフにて、彼女の謎やその目的が明かされていくと思われる。
※本編第2部30話(通算第85話)話以降のネタバレ注意!!
“A”として美炭に始末されたはずの安條だったが、何故か生存して美炭と共に行動していた。
真の関連タグ
朝霧要:“A”こと安條が始末された後、彼女同様にステッキを悪用したことで美炭に拉致監禁された人物(ただし美炭は要に歪んだ恋心を密かに寄せているため、歪な恋愛感情を交えての監禁になる)。
姫路弥:主人公のクラスメイトだが、実はとんでもない本性を持つという点が共通している。