その日、少年は運命に出会った。
概要
セイバーの第一声。
召喚直後、迫りくるランサーを迎撃し、動揺する士郎に言い放つ。
「問おう。あなたがわたしのマスターか」。
『Fate/stay night』を象徴する名シーン・名台詞として有名であり、シリーズ内外問わずパロディやオマージュされる事も多い。
メディアミックスされる度に描かれている場面でもあるが、劇場版『Heaven's_Feel』はダイジェストになっている。
派生作品では
原典の名台詞という事もあり、他のシリーズ作品でも召喚直後のサーヴァントは似たような台詞と共に現れる事が多い。
特にアニメ版『Fate/Zero』は、この台詞で第1話が終わるため、印象深い人も多いだろう。
ちなみに原作では微妙に異なるが、これは原作では「違う場所で同時に召喚されていたアーチャー及びライダーも含めて、それぞれがマスターに対して同時に問いかけている」のに対して、アニメ版は「セイバーのみが衛宮切嗣とアイリに対して問いかけている」という演出の違いから来ている。
アニメ版『Fate/Apocrypha』の第1話も、赤のセイバーが「さあ、問おうか。お前がオレのマスターか?」と似た台詞で〆ている。
また、『Fate/Grand Order』でも、召喚時に多くの英霊が自己紹介だったり、色々思わせるセリフを口にする中、真名を名乗る事なく上記のセリフをプレイヤーに投げかける。
また、セルフパロディとして聖槍を携えた姿では逆の意味の台詞になっている。
「応えよう。私は貴方のサーヴァント、ランサー。」。
余談
Playstation2用ソフト「Fate/stay night[Realta Nua]」には、所謂「割れ」対策が施されているのだが、不正コピーしたソフトを起動すると、
「問おう。貴方のソフトはマスターか」
と表示される。その後、ソフトは終了し、メモリーカードのセーブデータが破壊される。