概要
ゲーム『ポケットモンスターサン・ムーン』及び『ポケットモンスターウルトラサン・ウルトラムーン』に登場するキャラクター、グラジオと女主人公のカップリング。
ゲームのシナリオにおいて、女主人公はその名の通り中心的な役割を担っており、グラジオは敵の団に所属している言わば悪役である。
これまでのポケモンカップリングの系統で言えば悪主♀とライ主♀の中間と言える。
また、グラジオは女主人公の親友・リーリエの兄であり、兄妹は最終的に主人公に救われることになるので男主人公×リーリエ(♂主リエ)の対のカップリングとも言えるであろう。
ストーリーにおいて
グラジオは初登場と共に、初対面の女主人公に敵であるスカル団の用心棒としてすぐさまポケモンバトルを仕掛ける。
バトル後すぐに去ってしまうがそれ以降はたびたび姿を見せるようになり、会う度に少しながらも態度が丸くなる様子が見られる。
余談だが、旅の途中に8番道路のモーテルへ行くとグラジオが居座っている部屋に入ることができる。(本人からは「でていきな」と言われるが)
しかし残念ながら彼のベッドに寝ることはできない。
その後のストーリーで再び現れ「コスモッグは絶対に守れ」と忠告して去っていくが、やがてコスモッグ達はエーテル財団に連れ去られてしまう。
コスモッグやエーテル財団の目的について何か知っているらしいグラジオと共に、エーテルパラダイスへ侵入することに…。
ここからのストーリーでグラジオと女主人公は味方となる。そのため2人のマルチバトルイベントなども存在する。
「なかよく…… ではないが
オマエらが いて よかった……」
「時間がない
オレを助けろ ○○」
「助けあう か
悪くないな」
女主人公との共闘後、エーテル財団とスカル団の癒着を知ったグラジオはスカル団に反旗を翻し、スカル団ボス・グズマに挑むが敗北。グズマに敗れ、絶望した顔のグラジオの元に女主人公が現れ、彼の仇を討つ。この時のグラジオが女主人公を見つめる顔は必見である。
その後、女主人公は財団の後始末で向かえないグラジオの代わりにウルトラスペースに消えたグラジオの母・ルザミーネを助けに行くことになる。
*
そうしてコスモッグをめぐる激戦の一件が終わり、女主人公がポケモンリーグへ続く道へと足を踏み出そうとした矢先、グラジオが現れ、3度目のグラジオ戦となる。
「オマエに…
礼を いうため 待っていた
リーリエの こと
母の こと
心から 感謝している」
「……いいポケモンだ
オマエが どんな トレーナーか
どんな 旅をしてきたのか わかる」
「オレたちは
"なかよし" ではない
でも 悪くない関係 だ
じゃあな 勝ち続けろ!」
スカル団のグラジオ"ではなく"ポケモントレーナーのグラジオ"としてバトルを交わした後、女主人公によって彼ら一家の家族問題が一段落し、憑き物が落ちたようなグラジオの笑顔が見られる。
こうして女主人公によって救われたグラジオであった…。
サン・ムーン限定
殿堂入りして女主人公が"アローラのチャンピオン"となった後、エーテルパラダイスにいるグラジオに会いに行くと彼の相棒とは別個体のタイプ:ヌルを託される。女主人公なら広い世界を見せてくれるだろうという考えでヌルを託してくれるということは、グラジオは女主人公に絶対の信頼を置いているのが伺える。
「来てくれたのか……」
「改めて 家族のこと
感謝している……」
「……おわび ではないが
コイツを 連れていってくれないか」
「オマエなら そいつに
広い 世界を みせてくれる……!」
「広い 世界……
そうだな オレも
ポケモンリーグを みるとしよう……
"アローラ 最強の
チャンピオン"が いるらしいからな」
ウルトラサン・ウルトラムーン限定
USUMでは女主人公がアローラとルザミーネを救ったことによってグラジオは自由の身になれ、ルザミーネとも和解できた様子を見せる。タイプ︰ヌルもグラジオからの手渡しではないのが残念だが、SMの時と同じく女主人公なら広い世界を見せてくれるだろうという考えで託してくれる。
女主人公やハウに勝つため、島巡りではなく武者修行という道を選んだグラジオ。武者修行から戻って来たグラジオは防衛戦で女主人公が最初に選んだ御三家と同じタイプのカントー御三家を使ってくる。
女主人公はグラジオと出会ったアローラ御三家を持ち、グラジオは女主人公が生まれ育ったカントー御三家を持っていることになる。