プロフィール
年齢:26歳(1998年当時)
血液型:A型
身長:181cm
体重:74.2kg
日本語吹き替えの声:小西克幸
概要
ある軍事作戦中に、23人もの民間人を虐殺した罪で死刑判決を受けていた。
しかし、処刑のため基地に移送される途中、何者かに護送車が襲われ運転していたMPたちは死亡するが、ビリー本人はその隙に銃を奪って逃走した(この護送車の襲撃やMPの死亡も当初はビリーの仕業だと考えられていた)。
その後、列車内で怪物(擬態マーカス)に襲われていたレベッカ・チェンバースを助けた事から、生き残るため彼女と行動を共にする事となる。
前述の通り民間人を多数虐殺した容疑がかかっているうえ、精神科への通院歴もあると護送車に残された記録には記されているが、実際にはこれらはでっちあげの冤罪で、本人は軍事作戦中に民間人の虐殺を命令した上官を止めようと掴みかかる描写があることから、虐殺には加担していないと考えられる(レベッカもビリーの人柄に触れ、最終的には彼が無実なのだと確信している)。
同様に、プロローグの護送車を襲撃してMPたちを殺害したのも彼ではなくB.O.W.の仕業である(レベッカたちが護送車を調べているシーンで、明らかに人のものとは思えない粘液のようなものが護送車から滴り落ちる描写がある。おそらくは近くにいたと思われるこいつの仕業だろう)。
ゲーム中で明らかにはされないが、おそらく無実の罪を着せられた理由は「虐殺を実行した上官や仲間から罪を自分ひとりになすりつけられたため」というのが真相であろう。
正義感が強く、意外にもピアノ演奏が得意。
元海兵隊ゆえ武器の扱いにも長けており、レベッカに比べて体力が高く、レベッカでは押せない重い物を押すこともできるが、薬学には疎いらしくハーブの調合ができない(※)
事件後の行方については不明で、現在に至るまで再登場していない。
64版「バイオハザード2」において、洋館を脱出したレベッカが、ビリーはMPたちとともにゾンビ犬に襲われ死亡し、ゾンビ化してしまったという内容の報告書を提出しているが、これはビリーを死人に仕立てることで彼を「生き延びさせる」ためのレベッカの虚偽の報告書である。
別れ際に、身につけていたドッグタグは虚偽の報告用としてレベッカの手へと渡った。
色々と訳アリな人物ではあるが、初期の「バイオハザード」シリーズのプレイヤーキャラクターとしては割と珍しく、ラクーンシティともアンブレラとも一切関わりの無い、正真正銘の「通りすがりのよそ者」なキャラである。
※作中に登場するハーブは「ラクーンシティのあるアークレイ地方に自生する固有種」とされており、ラクーンシティの市民たちは以前からこのハーブを暮らしの中に取り入れて生活していたため(レベッカを含めて)ラクーンシティの住人たちの多くは調合方法を理解していたが、ビリーは前述の通りたまたま別所への護送中に事件に巻き込まれただけのよそ者であったため、ハーブの調合方法を知らなかったとも考えられている。