包丁とは調理器具の一種。
主に食材を切ったり、皮を剥いたりするのに使用する。
『庖丁』とも書く。
概要
英語圏では単純に『ナイフ』とされる。
語源は様々だが、一説には古代中国において、ある皇帝が包丁の原形となった小刀を開発した料理人の名前をそのまま用いたというものがある。
一般的な包丁は使っているうちに刃が鈍ってくるので時々砥石を使って研ぐ必要がある。
ただし、手入れを容易にしたり、材料を捌き易くすべく刃がセラミックなど特殊素材で出来ているものやコーティングがなされているものがあり、これらについては一般的な包丁と手入れの方法が異なるため、どのように手入れをするのかは説明書きに従うこと。
地獄の鬼の包丁
地獄の鬼は男鬼、女鬼に限らず、皆恐ろしい。嬉々としてその凄まじい剛力で鋭い突起が無数についた大金棒を豪快にふるって人間を殺し、針の山や地獄の業火で苦しむ人間を肴に酒を飲み、騒ぐ。そして人間の悲鳴を聞くと性欲が高まり、自慰をしたり性行為(セックス)する鬼もいるという。腹が空けば人間を美味しそうに食らう。そんな鬼共が人間を斬り殺す為に斧や刀を持ったら…?人間が持つ刀や槍ではその剛力に耐えられずすぐに折れてしまう。山姥が好む、まるで大刀のような人斬大包丁、地獄絵図に描かれる一つ目鬼や三つ目鬼が持つ大鉞(まさかり)に大斧、他にも大鉈、大剣等…それらが鬼にとっての包丁(鬼包丁)であり、地獄にて人間を苦しめる他に人間調理に使われる。地獄の鬼がよだれを垂らしながら人間を少しずつ輪斬りにしたい時に用いる大ノコギリも鬼包丁に含むとされる。大金棒とは異なり、鬼包丁は手入れが必要だが、あえて用いるのは大金棒で人間を殺すよりも股間(アソコ)が感じる…つまり性的な意味で気持ちいいからと言われている。
すし調理に使われる。
人間をまるかじりすることが多い鬼が鬼包丁で調理するのは主に人間であり、人寿司(人間がすしネタの寿司。ちらし寿司が多い)を調理するのに用いられるようだ。ある地獄の鬼にとっては甘酸っぱい酢飯と人間の血肉はとても合うようで、大好物は人寿司と豪語する鬼が地獄には少なからずいるようだ。
人間を鬼包丁で斬り殺すと性的に感じる鬼の中には人寿司の匂いを嗅ぐとさらに性欲が高まる悪鬼がいる。人寿司を作る度に激しくまぐわうので、人寿司を好む悪鬼が多数生まれ、やがては多数派になると言われている。
巨大鮨桶より、すし飯の香りが漂うと、そういった悪鬼共は大金棒を捨て、男鬼は鬼の大剣等、女鬼は大薙刀や大鎌を持ち、まな板の上や鮨桶に詰まった、すし飯の中や上で人間を斬り殺し始める。すし飯が次第に人間の血色に染まり、肉や臓器が散らされていく中で女鬼は自慰を始め、あえぎ声が響いてくる。男鬼の男性器ははちきれんばかりになり、激しく犯す。人寿司ができる前は大乱交になってしまうようだ。
鬼横綱について
時に大鮨桶からのすしの匂いが漂う中で、荒ぶる牛が引く豪華絢爛な牛車より、鬼包丁(大青龍刀)を肩にかついだ鬼横綱が飛び出し、力強く四股を踏む。その姿で女鬼共の股間(アソコ)は燃えるように熱くなり、一気に数人の人間を真っ二つに斬り殺したりすると、女鬼共はいやらしくあえぎ声をあげながら自慰をするという。大漬物樽の中で、すし酢漬けになった人間を白飯に混ぜ、ちらし寿司が作られることがあるが、その際に、鬼横綱は生きた人間が詰まった大漬物樽の中を大青龍刀でグチャグチャかき混ぜたりする。人寿司に似た匂いが漂い、その残酷な風景で女鬼は潮ふきを伴った、気が狂う程の自慰をしてしまうようだ。
ちなみに鬼ヶ島にて桃太郎と対峙した時の鬼横綱は長い柄の先に巨大な両刃がついた大斧を鬼包丁として両の手に持っていた。人間の血がどろどろ滴り落ちる大斧を一振りするごとに人寿司の異様な匂いと斬り殺された数多の人間の怨念に似た声がし、恐ろしくなって逃げたという。桃太郎をすしの具にした人寿司を作るべく、各々大薙刀を持った四匹の美しい鬼が桃太郎寿司用のすし飯が詰まった大鮨桶のそばでとても気持ちよさそうに自慰をしながら、鬼横綱が桃太郎大斧でを豪快に斬り殺すのを待っているのを見たことも逃げた要因の一つという。