概要
フルタイトルは「ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦」
前作『光の星の戦士たち』が好評を得たため、ダイナの次回作に当たるウルトラマンガイアもウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナとの共演が検討されていた。
世界観が異なるガイアとの共演を円滑に進めるため、ウルトラシリーズがフィクションの作品とされている限りなく現実に近いパラレルワールドが物語の舞台として用意された。
当初はダイナ最終回で行方不明となったアスカ・シンがガイアの世界にやってくるという展開や、脚本の初稿でラストシーンでティガとダイナも変身を解き、高山我夢と一緒にマドカ・ダイゴとハネジローを連れたアスカが三人で並んで歩くという描写も存在していたのだが、
長野博とつるの剛士のスケジュールの都合とアスカの行方を観客に先を読ませないようにする為にこれらの案は見送られた(3人の共演は別世界ではあるが、9年後の『大決戦!超ウルトラ8兄弟』で実現した)。また、アスカ本人は10年後、『ウルトラ銀河伝説』で再登場した。
ガイアのV2とスプリーム・ヴァージョンが登場しており、これらが初登場した第26話とこの映画の公開日は同日に行われた。
主題歌はテレビシリーズ同様「ウルトラマンガイア!」
あらすじ
テレビ番組「ウルトラマンガイア」の主人公高山我夢に憧れる小学三年生の少年、新星勉は勉強もスポーツも苦手な気弱な少年だった。
ある夜、録画していたガイアを見ていた勉は、謎の空間に吸い込まれたかと思うと飛来した赤い球と「何も変わらない」と呟く少女を見る。
翌日、勉のクラスに夕べ見た少女に瓜二つな容姿の謎の少女「七瀬リサ」が転校してくる。彼女と親しくなる勉だったが、彼をいじめのターゲットにしている上級生、鹿島田浩たちに絡まれ情けない姿をさらしてしまう。
放課後、勉は隠れ家にしている廃工場で夕べ見た赤い球を見つける。望めばなんでも願いが叶うというその球に、勉は本物の我夢に会いたいと願う。果たして上空に海が広がりファイターEXと本物の高山我夢が現れた。
しかし球は浩たちに取り上げられ、怪獣を出現させてしまった。
登場怪獣・登場ウルトラマン
関連タグ
超時空のアドベンチャー-続編にあたる作品
大決戦!超ウルトラ8兄弟-こちらも、ティガ・ダイナ・ガイアの共演作であり、ウルトラシリーズがフィクションの作品として扱われている。