概要
早い話がアニメ演出や漫画表現が現在の科学で証明できない場合使われる用語。
例えばSF作品(主に戦闘物)では宇宙で激しい効果音が鳴り響いているが、三次元における宇宙は真空空間なので音自体聴こえないのだ。 このような例を指して二次元の嘘と言う。
美少女キャラにおいても、リアルにいたら拒食症でもおかしくないような体重(俗称「体重50kgの壁」)のキャラが健康的に描かれたり(尤も設定だけなら現実のアイドルも同じだが)、実在したらパンモロ確実レベルの超ミニスカートを履きながらも、一切パンチラしないのも二次元の嘘に該当する。
メカニックでは複雑な変形そのものや変形前と変形後で明らかにブロックのサイズ・形が異なっている(勇者シリーズのロボでよく見られた)などが挙げられる。特に大河原邦男氏のデザインしたメカには二次元の嘘が含まれたものが多い。変形合体ロボの超合金魂では「変形用の小さい(収納可能な)拳」と「見栄え重視の大きい拳」の二種類が付いている事も多い。
また、永野護デザインの宇宙艦艇全般においても、あの少ない格納容積にどうやって機体を積み込んでいるのかさっぱりわからないなどの例もある。バンダイ・サンライズ系ロボットに必須のムーバブルフレームなどは近年の実用ロボットから比べると30年遅れた概念である。
アニメ演出や漫画表現の三次元変換は無理でも、二次元のキャラやメカを三次元化しようと試みた商品は多々ある。美少女フィギュアやガンプラはその代表例。
また、骨川スネ夫の髪型(スネオヘアー)、ミッキーマウスの耳、アトムの髪の2本の突起等が、どの角度から見ても同じように見えるのも二次元の嘘である。これは、角度に合わせて見え方を変えてしまうと、そのキャラクターであることが認識し難くなってしまうという理由からくる嘘。