概要
「F/A」はナムコ(現・バンダイナムコゲームス)が1992年10月に販売した縦スクロール業務用シューティングゲーム。
F/Aとは実際の飛行機での意味と同じくFighter(戦闘機)/Attacker(攻撃機)のことで、海外名はまんま「Fighter & Attacker」である。
操作は同社のゼビウス、ドラゴンスピリットと同じく、8方向レバーと対空攻撃ボタン、対地攻撃ボタン。
対地攻撃は対象物にロックオンするミサイルの機体と、一定箇所へ撃ち続けるバルカンの機体とがあるが、ミサイルの場合はロックオンして攻撃を発射しても、発射直後に自機を動かしたりスクロールにより攻撃対象からロックが外れると追尾失敗するという、実在するミサイルでは有り得ない無能っぷりを有する。
残機は無く、ダメージ制。初期状態では3回被弾するとゲームオーバー(最大で5回分まで増やせる)。回復できるチャンスはほぼ無い。
パワーアップ?、ボム? そんなものもない。己の腕前のみが頼りの硬派なゲームである。
ちなみに同年に発売された他のシューティングゲームは「ソニックウィングス」、「R-TYPE LEO」、「達人王」、「ヴイ・ファイヴ」であり、まぁ言い換えれば時代錯誤なゲームとも言える。
派手さが無い分、ゲーム内容に特筆すべき点はない。あるとすれば、自機が16種類もある中から選べる点(プレイ内容がガラリと一変する程の極端な差は無い)、加えてBGMにハードコアテクノ(俗称:ジュリアナ系)が用いられている点(当時の最先端の音楽の一つだが、時代を反映し過ぎてて今聞くとちょっとハズい…)くらいである。
家庭用ゲームへの移植は無い。然して需要があるとも思えないから別にいい。