エアヒロインとは、
- 空気のようなヒロインのこと。
- サブキャラがあたかもヒロインのように振るまうこと。
- 夢小説のように、読者がオリキャラヒロインとなって作品世界にやって来る、あるいは、読者が使い魔としてオリキャラヒロインを仕向けること。
- 乙女ゲー主人公のように公式の中の人がいないヒロインのこと。
本項では1を説明する。
概要
元々はメインヒロインとして作られたキャラクターだったが、
作者が存在を忘れたり、忘れられてはいないが足手まとい過ぎて登場しなかったり、チート過ぎて活躍しづらかったり、メインヒロイン的な立ち位置にいると思わせて、メインヒロインじゃなかったり(フェイク、カモフラージュ、ダミー)、人気が無かったり、処女厨やアンチが付いてしまったり、作者が気に入らなくなったり、男キャラだけで戦うトーナメントが始まってしまい、女キャラが出ている日常シーンや女子会のシーンが出なくなってしまったり……etc
と、いろんな理由でただいるだけの存在となってしまったヒロインのことである。
空気ヒロインとも呼ぶ。
女性向けの乙女ゲーム界隈では、「空気になって、脇役を眺めてるだけの女主人公」という別の意味で使われており、男性に寄り掛かりきりで行動を起こさない(?)と言う意味で、先述のメインヒロインと表裏一体の関係になっている。だが、乙女ゲー主人公を独立した女性キャラとして扱ったゲーム、恋愛以外の要素を入れたゲームも細々と増えているとか。
少年漫画やラノベ業界では、「メインヒロインが空気な作品は長期連載になりやすい」というジンクスがあり、その為、「これはゾンビですか?」のハルナのように、作者が意図的にメインヒロインを空気化させている場合もある。
一応理屈としては、メインヒロインがストーリーに深く関わってくる作品の場合、主人公とメインヒロインの物語がそのままストーリーの縦軸になってしまう場合が多く、物語を広げ辛いという理由が挙げられる。もっとも、高橋留美子作品などの例外も存在する。