概要
劇場版『名探偵コナン 紺青の拳』において、主人公・江戸川コナンが使用する偽名。
現在公開されている情報によれば、劇中でコナンは怪盗キッドの奇術的な方法で強制的にシンガポールに連れていかれ、メガネや麻酔銃といったアイテムの類、更には服まで取り上げられてしまい、変装をする羽目になるとのこと。
パスポートがないため本来海外渡航が不可能なコナンは、別件でシンガポールを訪れていた蘭に対しても正体を隠す他なく、咄嗟に名乗ったのがこの「アーサー・ヒライ」らしい。
名前の由来はおそらくアーサー・コナン・ドイルの「アーサー」と、江戸川乱歩の本名「平井太郎」。
つまり、由来自体は「江戸川コナン」と全く同じ。
もっと言うと、工藤新一らしいネーミングセンスが丸出しである。
『──────キッドのせいで正体を隠すしかなかったオレは、蘭に名前を聞かれて、咄嗟に「アーサー・ヒライ」と名乗り──────』
……そんなナレーションが聞こえてきそうである。
ちなみにキッドによって完璧な変装を施され、見た目は全くの別人……なんてことはなく、コナンがメガネを外してやや色黒になっただけ。
メガネがない分幼少期の新一により近づいてしまっているが、本当に蘭にはバレずに済むのだろうか。
何はともあれ、名探偵アーサーの活躍に期待である。
余談
- コナンの不正入国に関しては、実はTVスペシャル『ルパン三世VS名探偵コナン』で一度やらかしている。この時はヴェスパニア王国に連れ去られた蘭を追い、自ら飛行機の車輪にしがみついて格納と共に侵入という荒業を成し遂げた。ルパン一味の手引きで無事(?)帰国している。
- コナン(新一)にとってはこの「アーサー・ヒライ」が3つ目の名前となるわけだが、前作では色黒でトリプルフェイスな彼が大活躍している。その翌年、まさかの主人公が色黒な3つ目の顔を持つことになるなど、誰が予想しただろうか……