本項ではキングストロンの前身である怪獣クプクプについても説明する。
概要
別名 | マンション怪獣 |
---|---|
身長 | 60メートル |
体重 | 1万5000トン |
出身地 | 東京近郊のマンション |
第24話『戦慄!マンション怪獣』に登場
坂田次郎の友人で「ガラモン」こと明夫少年が拾った宇宙怪獣クプクプの破片が、マンションの壁と同化し、クプクプの姿をした染みになる。染みは明夫の指示通り姿を変え、強固な甲羅、鋭い角、破壊光線を発する尻尾を持つ「宇宙怪獣と地底怪獣のあいのこ」キングストロンとなる。
マンション内部を破壊するようになったためMATに処分される事となるが、マットシュートのレーザー光線のエネルギーを逆に吸収して実体化・巨大化してマンションを破壊した。
甲羅の防御力と怪力でウルトラマンジャックを苦しめるが、明夫の明かした「背中の角を後ろ向きにされると動けなくなる」という弱点を突かれ、最期はウルトラブレスレットの攻撃を受けて白骨化した。
レッドマン
Battle-45、50に登場。
45話ではザウルス(『マイティジャック』の登場怪獣)とコンビを組んでレッドマンに襲い掛かるが、ザウルスと連携がうまく取れずに終始圧倒され、最後はレッドフォールで仕留められた。
なお、戦っているうちに徐々に背中の角が後ろ向きになっていってしまっているが、動けなくなってしまうようなことはなかった。
50話では冒頭でステゴンとの戦闘に敗れて死亡してしまい、レッドマンと闘うことはなかった。
クプクプ
別名 | 宇宙小怪獣 |
---|---|
身長 | 2メートル |
体重 | 350キログラム |
出身地 | 宇宙 |
長野県に落下した隕石から出現した小型の宇宙怪獣。おとなしい性格で人間に危害を加えなかったが、正体が不明だったためMATにレーザーガンで粉砕され、破片を焼却された。
しかし、この行動が仇となりキングストロンが誕生してしまう引き金となってしまう。
余談
- 子供の考えた怪獣が実体化するというストーリー、クプクプの容姿などは『ウルトラマン』の第15話「恐怖の宇宙線」連想させる。しかし同回の怪獣がムシバ少年ら子供たちの友人だったのに対し、キングストロンは抑圧された明夫の内なる攻撃衝動の体現の様に描かれている。
- デザインは円谷プロのプロデューサー補であった熊谷健氏。前傾した角は会心の出来だっったらしく、後にデザインしたブラックキング、アストロモンスにも同様の角を持たせている。
- 「本来無害な存在を攻撃したせいで凶悪な怪獣を生み出してしまう」という部分は、後に『ウルトラマンマックス』第15話「第三惑星の奇跡」にてより極端な形で描かれている。