かが
かが
海上自衛隊が2015年8月に進水させた、空母..でもなく強襲揚陸艦..でもなく、いずも型ヘリコプター搭載護衛艦の2番艦。
概要
平成24年度装備調達計画に基づく平成24年度計画19,500トン型ヘリコプター搭載護衛艦(DDH)として、ジャパン マリンユナイテッド横浜事業所磯子工場で、2015年8月27日に命名・進水、2017年3月22日に就役した。これにより4隻の全通甲板型(空母型)DDHが出そろった。
名前の由来は令制国における「加賀国(現在の石川県南部相当)」であり、先代は戦艦からの改装を経て航空母艦となった「加賀」がいる。(こんごう型以上のサイズで先代と運用が限りなく近い護衛艦は「かが」が初。)
なお全長は空母加賀とほぼ同サイズながら、排水量は半分程度(空母蒼龍を若干上回る程度)である。
所属は第4護衛艦群第4護衛隊(呉基地)である。
先代に続く天災の縁
就役後最初の任務となったのは、定係港である呉をも襲った平成30年7月豪雨。所謂「西日本豪雨」で、共に呉を母港とするいなづま・おおすみ・しもきたと並んで呉市の被災者向けに「入浴支援」を実施。
いずも型の収容能力を活かし、格納庫内に男女別入浴設備・シャワールームを設ける等、自然災害の多い日本故の活動となった。
余談
・かがの進水式の際には蒼き鋼のアルペジオのアニメスタッフや、ブラウザゲーム・艦隊これくしょんのプロデューサーである田中謙介氏といった、昨今の軍艦ブームの立役者の方々も招待された。
・「かが」の自衛艦旗授与式が行われている横には定期整備で1番艦「いずも」が来ており、まさに「姉が妹を見送る」かたちとなった。
外部リンク
海上自衛隊最大のヘリ空母型の護衛艦「かが」 22日に就役 - ライブドアニュース