概要
2018年7月上旬、近畿、中国地方への豪雨、それによる倒壊、死者、行方不明者を含む災害。
6月28日から7月8日頃にかけて、梅雨前線や台風7号の影響で北海道、中部、中国地方、九州北部で多量の雨が降っていた。
特に7月6日から9日にかけては梅雨前線の停滞で激しい雨が降り、6日に長崎、福岡、佐賀、広島、岡山、鳥取、京都、兵庫に大雨特別警報が発令され、7日は高知、愛媛に発令された。
この結果、広島・岡山・愛媛県は土砂崩れや洪水で特に激しい被害を被り、200名以上が死亡する大惨事となった。
産業にも大きな影響があり、特に中国・四国地方の名産である果物をはじめとした農業には甚大な被害が起きた。
海に泥や瓦礫が流れ込むことによる、牡蠣養殖などへの漁業被害も大きくなっている。
鉄道も広範囲で寸断され、山陽本線、山陰本線、呉線、芸備線などが土砂崩れなどで寸断されるなど、大きな被害を被った。
特に、物流の要とも言える山陽本線が寸断されたことで交通・物流共に大打撃を受けたほか、芸備線では三條川にかかる橋脚が流されるなど、全線にわたり被害を被ったため、復旧に1年3か月を要した。(何れも10月23日時点の芸備線復旧を以て復旧)
豪雨明けは一転して猛暑が続き、体育館などに避難している被災者を苦しめるばかりでなく支援のボランティアなどにもダメージを与えており、被災者やボランティアが熱中症で搬送されたり、流れてきた泥が乾燥して飛び散り目の中に入るなどして結膜炎にかかった者も続出した。
被害地域に在住中であったPixivユーザーの中には、当災害以降は投稿が途絶えてしまった方も結構いるようだ。
死んでいるとは限らず、生活再建で精いっぱいで投稿などの活動余力が無い、または精神的ダメージでその気力が無いという人もいると思われる。
投稿でもツイッターでも何でもいいので、無事であるなら余裕ができしだい何かご一報をください。
何か支援をしたい方に
すでに発災後1年以上経過しているため災害ボランティアはほぼ募集を終了している。
現状はプロの技術による復旧作業の段階である。
特にプロのスキルがない人は義援金やふるさと納税、アンテナショップなどで被災地にお金を落としたほうがいい。
また、同じ被災地として報道されている市内でも被害がほとんどなかった倉敷市中心部の観光地と、甚大な被害を被った倉敷市真備地区のように地域によって大きな差がある場合も多い。
また、新型コロナ終息後は被害のない観光地に遊びに行くのも支援の一つである。
外部サイト
ボランティア希望者はリンク先のPDFファイルを熟読のこと。