概要
線状降水帯とは、気象用語のひとつである。長時間にわたって線状(長さは数㎞から数十㎞さまざま)にのびた雨雲によって局所的な大雨がもたらされることを指す。
平成25年以降多用されるようになった比較的新しい用語である。
原因
はっきりとした原因は解明されていない。暖かく湿った空気(暖湿流)が流れこみやすい場所、さらにその空気が前線とぶつかることによって雨雲を発生させ、長時間そのような状況がつづく気象条件などが候補にあがっている。
台風など巨大な積乱雲の急激な流入によっても発生しやすいとされる。
九州・四国など温暖で山がちな地形の場所は要注意。