概要
時間と共に徐々にHPが減少していく(ダメージを受け続ける)状態。
ゲームによって、HPが一定値になるまで減るものから、治らなければスリップダメージが原因で力尽きるというものまで様々だが、バッドステータスを引き起こす関係上決して無視できる状態ではない。
この効果をもたらす代表的な状態異常は毒であるが、当然毒以外の状態がもたらす場合もある。
例えば、徐々に溶かされていく酸、徐々に蝕まれる病気や火傷、大怪我による流血、熱や炎などで焼かれていく炎上といったものがスリップダメージとなり、治す方法も毒とは異なる治療法が求められることが多い。
「スリップ」には、景気や性質などが「下降する」「悪化する」という意味も持つため、この名前が採用されたと思われる。
初出は効果自体はFF4だが、名前はFF5にて「スリップ」という特殊技が出たのが由来。
海外のゲームでは「Damage on(over) times」、略して「DOT」と呼ばれている。
FFのスリップダメージは、毒によるターン毎のダメージとは別枠で小刻みに発生する。
更に、状態異常に掛かったという扱いは明示されず、注意をしていなければダメージを受けている事にも気付かない。
その上、通常の状態異常回復では治らない。
ただ、後のシリーズでは通常の毒とダメージと同様な扱いになったためか、一般的なRPGにおけるターン毎のダメージも、スリップダメージと呼ばれるようになった。
ダメージとは逆に、ターン経過で回復して行くグッドステータスも定番となっており、「自動回復」「自動再生」などと呼ばれる。
主なスリップダメージ
オメガ(FF)の波動砲
アーマード・コアにおける熱暴走(AC4以前の作品、AC4以降は高濃度コジマ粒子領域下で同じ状況になる)