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概要
- 「ポツダム宣言受諾後の日本占領が、ソ連を含む複数の連合国側の国によって実行された」または「ソ連を含む連合軍の日本本土上陸と地上戦、当時の日本側で言う『本土決戦』によって日本にかかわる戦争が決着した」という設定を基本に、そのうちのソ連占領地区に成立したという想定の架空国家。
- 朝鮮半島・ドイツ・ベトナムと同様、冷戦の激化を反映した分断国家の一方であり、国内体制はソ連に範をとった一党支配の社会主義国と設定される。対外関係とくに「東側陣営」の中の立ち位置(ソ連・中国との関係等)については、作品によってさまざまな設定がある。
- 国名(正式名称)としては「日本人民共和国」「日本民主共和国」「日本民主主義人民共和国」「日本社会主義共和国」等がある。
- 通称は「東日本」または「北日本」。どちらの呼称になるかは、国土の母体となるソ連占領地域の広がり(関東・中部まで含むか福島県以北か)および(上記の正式名称と同様)現実の分断国家のどれをモデルとするか(具体的には東ドイツか北朝鮮)によって用法が変わるようだ。
分断日本の東側の国が登場する作品
- 『あ・じゃ・ぱん』(矢作俊彦)
- 『雲のむこう、約束の場所』(監督新海誠)
- 『国境のエミーリャ』(津久田重吾、池田邦彦)
- 『征途』(佐藤大輔)
- 『太陽の黙示録』(かわぐちかいじ ※現代中国により占領)
- 『日本分断』(豊田有恒)
- 『レヴァイアサン戦記』(夏見正隆)