概要
宇宙服を着た人間のような姿をした生命体が中央におり、両脇には2体の浮遊する小さな生命体が存在している。ちなみに人のように見える個体は人間の遺伝子を持った為に、元々は左右の浮遊体と同じ姿だった物体が変容したものであると推測される。ただ、手足はヌゥの形状にも似ており、歩行モーションもそっくりである。
一見すると中央の人型が本体のように思えるが、実は「センタービット」という攻撃を担う役割を持つだけのパーツである。故に極めて凶悪な初見殺しラスボスであり、苦労して中央にトドメを挿した時には、誰もが「お前倒したら終わりじゃねえのかよ!」と突っ込んだことであろう。ちなみに「ラヴォスコア」本体は、味方パーティーから見て右のビットである(ヘルプウィンドウを開いた状態で見れば直ぐに分かる)。左に存在しているのはラヴォスコアと同型の「ラヴォスビット」。
つまり本体と思わせておいて実はパーツに過ぎず、パーツに見えているのが本体というわけだ。「トリガー」のボスは基本的に中央に本体、左右にパーツが配置されているので、見事にプレイヤーの心理を逆手に取った配置になっているのだ。
戦闘時は背景が各時代に変化し、「魔星(HP1/2)」「巨岩(最大物理攻撃)」「夢無(無属性最強魔法)」「天泣(必殺の一撃)」など、背景に対応した強力な攻撃を仕掛けてくる。また地味に通常攻撃が強力で、非力なキャラはHP満タンから一撃で沈むことも……一方で、スポットライトを浴びながらノリノリで熱唱する「呪声(ランダムでステータス異常発生)」というコミカルな技も持っている。
倒し方は少し面倒臭く、ビットを倒して防御を解かせ、その隙に攻撃を叩き込むというものである(というのも、通常状態では防御が固く、ビットを片方でも倒せば、ビットの復活の為に防御を一時的に解くからである)。
エイラのごうけんによるクリティカルなら、9999のダメージを通すことも可能。
撃破後の画面の白と黒を交互に長時間繰り返す点滅が非常に目に悪く、このシーンの度に目と精神に大ダメージを受けたプレイヤーもいたであろう。
後にでんのうせんしポリゴン(アニメ・ポケットモンスター)の件以降、映像の光の扱いに注意が払われるようになった。
その後のネタバレ
クロノたちの奮闘によってラヴォスコアは倒された。そして彼らはそれぞれあるべき場所へと帰っていった。
が、しかし、まだラヴォスは滅びていなかった。ラヴォスの怨念は時空の狭間を漂っていたサラを取り込み、夢喰いへと変貌。現れたクロノたちや別の時間軸の魔王と戦い、これを圧倒的な力で打ち倒す。
そして無念を抱いて倒れた生命体たちを取り込み続け、時を喰らうものへと進化。時空を喰らい尽くすことで時間を止めて歴史を滅ぼし、「クロノたちに倒される」という運命を阻止しようとする。
この決着はクロノクロスにて調停者セルジュの手によって果たされることとなる。