牛乳石鹸提供、シャボン玉ホリデー!!
ロマンチックな概要ね
1961年6月4日から1972年10月1日にかけて、(原則的に)日本テレビ系列局で放送された、コントを中心としたバラエティ番組。放送日時は日曜夕方6時30分-7時。
ザ・ピーナッツを軸に、ハナ肇とクレージーキャッツやゲストタレントを交えた、コントあり歌ありおしゃべりありの、何とも忙しく濃い30分番組であった。
スポンサーは、大阪市に本社を構える生活用品メーカー・牛乳石鹸共進社。
数々のお約束フレーズを生み出した国民的バラエティ番組だったが、1969年10月に、裏番組としてアレをぶつけられてからは急速に衰え、1971年いっぱいで植木等、犬塚弘、安田伸、桜井センリが事実上降板してしまう(石橋エータローはそれ以前に芸能界を事実上引退)。その後は公開収録番組として活路を見いだそうとしたが失敗、結局1972年10月1日を以て終了した。
おとっつあん、お約束フレーズが出来たわよ。いづもずばないねえ。
- おとっつあん、おかゆが出来たわよ。いづもずばないねえ。
- 青島だぁ!!
- たぁーにだぁー
- ガチョーン!
- ヤスダー!!(なべおさみ扮する映画監督がこう絶叫しながら安田伸助監督をメガホンでシバく)
- 知ぃーらなーい知ぃーらなーい知ぃーらなーい(小松政夫初期の代名詞)
- お呼びでないね、お呼びでない。こりゃまった失礼致しました!(植木等の「名台詞」、この後その場にいたもの全員ハラホロヒレハレーと脱力)
そーの後だぁー、ガチョーン!
1976年10月からピンクレディーをメインパーソナリティーに据えた上で復活したのだが、なにぶん土曜とは言え深夜11時45分-0時15分とかなり遅い時間帯だった上、放送したテレビ局もあまり多くなかったこともあってか、わずか半年で終了に追い込まれた。
1986年3月6日、木曜スペシャルの枠を拝借した上で1発限りの復活版を放送した。かつての映像を交えつつ、タモさんやザ・チェッカーズや原田知世らを道連れにリメイクされたバカをやらかしまくった。また、引退した石橋もこの番組限定で復帰している。ただしスポンサーは牛乳石鹸の商売敵(やデサントや全日空など)だったため、牛乳石鹸関連のネタは封印を余儀なくされた。
1989年の大晦日、この番組の「最期」を描いたドラマスペシャル「シャボン玉の消えた日〜シャボン玉ホリデー・笑いにかけた青春物語〜」が放送されたものの、ハナ肇と谷啓(および石橋)以外のクレージーキャッツのメンバーも登場していたため、虚実が交わってしまった内容となっている。なお、この番組は牛乳石鹸がスポンサーの一社に名を連ねている。
参考資料だね、参考資料。こりゃまった失礼致しました!!
- Wikipediaの項目
- 「シャボン玉ホリデー スターダストを、もう一度」(五歩一勇・著、日本テレビ)