演歌界を代表するシンガーソングライターの一人。味わい深い津軽なまりと、津軽民謡で鍛えた父親譲りの高い歌唱力で知られる。
現在は演歌歌手のイメージが強いが、元々は山岡英二という名前でアイドル歌手(!)としてデビューしていた。ただし当時は全く売れなかったため、吉幾三と改名、フォーク歌手として再デビュー。コミックソングを得意とし、1984年に発表した「俺ら東京さ行ぐだ」でブレイクを果たす。自称「日本最古のラッパー」である。
概要
1952年11月11日生まれ。本名は鎌田善人(かまたよしひと)。
青森県北津軽郡金木町の出身。
1977年、「吉幾三」としてのデビュー曲「俺はぜったい!プレスリー」で名を馳せる。
1984年、千昌夫へ提供した演歌「津軽平野」がヒットする中、コミックソング「俺ら東京さ行ぐだ」が大ヒット。
1986年、自作曲「雪國」を歌い、演歌歌手に転向。
同年から2001年まで、16年連続で紅白歌合戦に出場した実績を持つ。
音楽活動以外では「志村けんのだいじょうぶだぁ」にて志村や研ナオコとコントを披露したことも。
ニコニコ動画での吉幾三
2008年の前半頃に往年の大ヒット曲である「俺ら東京さ行ぐだ」と他の楽曲のマッシュアップがニコニコ動画で人気となり、ネット世代にも知名度が爆発的に広まることとなった。
このヒットを受け、ニコニコ動画と吉幾三のコラボレーション企画が動き出すまでになった。
ちなみに演歌をメインフィールドとしているため、今では信じられないが上記のヒット以前はコアな音楽ファン以外の若年層には、存在自体が知られていなかった。
関連タグ
レーザーディスク - 「俺ら東京さ行ぐだ」内の一節に「レーザーディスクは何物だ」とあるが、この歌詞がVHDとの規格競争の勝利に貢献しているかもしれないとされている。
矢沢永吉 - Blu-rayのCMに出演し、HD-DVDの規格競争に勝利をもたらした貢献者。ある意味同業者かもしれない。
鳥羽一郎 - 同じくニコニコ動画で(人類滅亡シリーズの元祖「イチローのレーザービームで人類滅亡」の空耳「鳥羽一郎Go!」)謎のヒットを果たした演歌歌手。ただしこちらに至っては肝心の持ち歌どころかそもそも何やってる人かすら認知されてない(下手をすればただの謎空耳や元ネタにおけるイチローの呼び間違い扱い)可能性が高い。