以下ネタバレにつき閲覧の際は注意
「この世界に、正義なんてないから!」
概要
『閃乱カグラ SHINOVI MASTER -東京妖魔篇-』における飛鳥の一連の行動における呼称。
PVやメインビジュアルの時点で飛鳥は眉間を曇らせ、口元を隠していたことから「何かあるのか」と心配されており、雪泉役の原由実からは「半蔵のみんなが大変なことになる」とコメントしていたが、それは第1話にして月閃姉妹により、飛鳥含む半蔵メンバー五人が全滅するという形で現実のものになった。
その後、メンバー四人が連れ去られ、なぜか一人残された飛鳥は、上記の己の信念の否定するかのような言葉を吐き、シノビマスターズに参加しようとする焔や雪泉を妨害、「私がみんなを助ける」と単独行動に出た。
性格
独りになってしまったためか言動も大きく変わっており、今まで話し合って解決しようとしていたのが突き放すような態度に変化している。
月閃姉妹戦で雪泉が協力を持ちかけても「勝手にして」と顔を合わせず言い放ち、姉妹―――、またはその奥にいる雪不帰すら相手にしようとしていたことから、一人で戦うことに拘っているようにも見え、同時に自分の仲間と幸福を根こそぎ奪い、自分を完膚なきまでに踏みにじった3人に対する怒りや憎しみを抱いている。
事実、回想にて月閃姉妹に敗れた後、雪不帰と邂逅し驚愕している描写があり、「雪泉ちゃんと戦わせたくなかったから、あんなに頑張ったのに…!」と涙を流していたことから、仲間を救うと同時に雪不帰からは「忍の幸福は黒に包まれる(忍は幸福であってはならない)」と宣まわれ、戦っていた可能性が高い。
忍装束・戦法
基本は変わっていないが、飛鳥の象徴であるスカーフで口元を隠しているのが特徴。
EDはいつも飛鳥の笑顔でシメられるため、一部では『自分の象徴で自分の笑顔を封印している』と悲しい揶揄をされている。
心境が荒れているからか戦い方も普段以上に荒々しくなり、爆弾を貯水タンクに設置して爆破し、紅蓮の焔を消化したり、焔の手首を切り裂いて刀を落とさせるなど手段を選ばす、元悪忍である焔に「悪忍らしい」と言われる程容赦がない。
それが皮肉にも、笑顔を捨てたことで、理想であった忍らしい戦い方に近づいたことを示していると同時に彼女および祖父の半蔵の象徴である「力無き者の剣と盾」であることを全面に否定し、間違った力の使い方をするようになっている。
活躍
上述の戦法により焔を容赦なく負傷させ、焔紅蓮隊のメンバー不足で不戦敗寸前だったが、焔の代理としてシノビマスターズに参加。
月閃姉妹に辛くも勝利し、シノビマスターズの決勝戦で雪泉と対決。
戦いの最中に雪泉からは「善と悪があるから争いが始まり、争いから悲しみと憎しみが生まれる」と諭される。
その後、雪泉に敗れて改心・和解し、第10話にて仲間と再会した。
その他
表記が定まっておらず、グレ飛鳥や悪忍飛鳥、飛鳥オルタなど、複数の名前が混在している。
関連イラスト
関連タグ
グレ響 同じく口元を布で隠し、笑顔を捨てた女主人公繋がり。ただしこちらは平行世界の出身で、本来の主人公とは別の存在である。名前が定まる前は複数の名称が交錯していた所も似ている。
激情態 闇堕ちした主人公繋がり。ただし、あちらは自分の使命を受け入れ、真の姿を現している。
覇王十代 こちらも仲間を失ったことに絶望し、闇堕ちした主人公繋がり。ただし、あちらは仲間の消滅により変化している。
逆鱗遊矢 こちらは怒りによって覚醒した主人公繋がり。
アナザーシノビ 同じく正しいことに使う力を間違ったことに使った忍者繋がり。こちらはAT-X本放送終了から9日の番組に登場している。