以下ネタバレにつき閲覧の際は注意
「この世界に、正義なんてないから!」
概要
TVアニメ二期『閃乱カグラ SHINOVI MASTER -東京妖魔篇-』における飛鳥の一連の行動における呼称である。
PVやメインビジュアルの時点で眉間を曇らせ、口元を隠していたことから「何かあるのか」と心配されており、雪泉役の原由実からは「半蔵のみんなが大変なことになる」とコメントしていたが、それは1話にして月閃姉妹により飛鳥含む半蔵メンバーの全滅という形で現実のものになった。
その後メンバー四人が連れ去られ、一人残された飛鳥は上記の己の信念の否定するかのような言葉を吐き、シノビマスターズに参加しようとする焔や雪泉を妨害。「私がみんなを助ける」と単独行動に出る事となった。
性格
孤独になってしまったためか言動も大きく変わっており、今まで話し合って解決しようとしていたのが突き放すような態度に変化している。
月閃姉妹相手に雪泉が協力を持ちかけても「勝手にして」と顔を合わせず言い放ち、月閃姉妹やその奥にいる雪不帰を睨み付けていたことから、仲間達を傷つけ連れ去った三人に対して憎しみを抱き、一人で戦うことに拘っているように見える。
忍装束・戦法
基本は変わっていないが、トレードマークであるスカーフで口元を隠しているのが特徴。
EDはいつも飛鳥の笑顔でシメられるため、一部では『自分の笑顔を自分の象徴で封印している』と悲しい揶揄をされている。
心境が荒れている為か戦い方も変化しており、貯水タンクを爆破して紅蓮の焔を消火(物理)したり、焔の手首を切り裂いて刀を落とさせるなど手段を選ばず、元悪忍である焔に「悪忍らしい」と言われるほど容赦がない。
皮肉にも笑顔を捨てたことで理想であった忍らしい戦い方に近づいたことを示している。
活躍
最初は各忍メンバーの近辺にたびたび出没するだけで具体的な行動は描かれなかったが、シノビマスターズ開催宣言と同時に行動を開始。
上述の戦法により焔を負傷させた事でメンバー不足となり不戦敗寸前だった焔紅蓮隊に焔の代理として参加する。
やがて7話で雪泉と共闘し、月閃姉妹に辛くも勝利。
攫われていた半蔵学院の仲間達とも8~9話を経てようやく再会する事となった。
しかし仲間を救ってある程度は丸くなったものの表情は晴れず、雪泉が何度問いただしても理由を話す事はなかった。
目的(と思われるもの)
結局シナリオライターがあまりに力不足だった為、ラストの展開には粗があり語られずじまいで終わってしまったものの、飛鳥の目的はある程度推測できる。
回想で月閃姉妹に敗北した後、雪不帰と邂逅した際に囁かれて驚いている描写があった事から、この時に月閃姉妹も知らない雪不帰の秘密や雪不帰と雪泉の関係を聞かされたか、その時聞かされた情報を元に真実にたどり着いた可能性が高い。
実際に大会本編では月閃姉妹に「あなた達は利用されている!」と訴えたり、雪泉と雪不帰が対峙した際は「雪泉ちゃんと戦わせたくなかったから、あんなに頑張ったのに…!」と涙を流していた。
これらの事から仲間を救うだけでなく、雪不帰と雪泉を何としても戦わせまいとしていたとも考えられる。
その他
表記が定まっておらず、グレ飛鳥や悪忍飛鳥、飛鳥オルタなど、複数の名前が混在している。
スマスロ「Lスロット閃乱カグラ2 -SHINOVI MASTERS-」では公式名称として「ダークサイド飛鳥」になっている。