概要
リン編序盤にて、キアラン侯爵ハウゼンの孫娘リンディスをキアランへ迎えるため、ケントと共にサカ地方ブルガルを訪れる。
お調子者で、女性好き。共に行動する堅物のケントとは正反対の性格であり、とりあえず女性を見かけると口説きにかかる(曰く「美しい女性に声をかけないのは礼儀に反する」「軍の女性の名前はすべて暗記済み」)が、基本的に歯の浮くような美辞麗句ばかりなので成功率は極めて低い。
任務中でさえナンパに勤しむせいで間の抜けた失態を晒すことも多々あり、キアランの風聞を貶めている感は否めないが、当人は知ったことかと言わんばかりに常に思考が前向きで切り替えも早く、幾度あえなく玉砕しようが手痛いしっぺ返しを受けようがへこたれずに女性へアタックし続ける(無駄な)バイタリティに溢れた人物。
愛すべき馬鹿を地で行くムードメーカー的存在である一方で、主君であるリンへの忠誠心は篤く、彼女を侮辱する者には憤りを露わにすることも。リン編の敵将であるイーグラーやラングレンとの戦闘会話や一部のキャラとの支援会話においては、普段見せないシリアスな一面を窺い知れるので必見。
女性好きな面についても、下心と同時に「女性を守るのは騎士の務め」という騎士道精神を備えており、困っている女性には己が身を度外視してでも力になろうとし、主君や世の女性を守れるよう強くなるために自己鍛錬を怠ることはない。
良くも悪くも、自分に嘘をつかず「今」を全力で生きている男と言えるだろう。
そもそも本編を見てみるに、ブルガルで武器調達そっちのけでナンパしていたおかげで探し人のリンを労せず見つけられたり、人見知りなフロリーナのために彼が結成した「リンディス傭兵団」のおかげで彼女が自信をつけるきっかけになったりと、なんだかんだ結果的には良い方向に動いていたりする。ラッキーマンな彼だからこそ為せるわざだろうか?
ユニット性能
性能は力が良く伸びその他はやや低めという、癖のあるパワータイプユニット。前作の緑騎士ランスほど技と速さは伸びず安定感には欠けるが、HPと幸運が高めなおかげで乱戦に強く数値以上に使いやすい。彼の身を張ったチュートリアルに倣って3すくみをしっかり利用しよう。
属性は風。支援相手はケント、レベッカ、セーラ、プリシラ、フィオーラ、イサドラ、ルイーズの7人。レベッカとフィオーラの二名とはペアエンドが存在し、レベッカとのペアエンドでは前作『封印の剣』に登場するウォルトの父親となる。
なお見ての通り、ケント以外の支援会話の相手は全て女性であり、それでいてキアラン関係者の中では唯一リンとの支援がない。これはリンに嫌われている訳ではなく、親友ケントの思いを汲んで自ら身を引いた為である(ケントとの支援会話B参照)。