概要
「お前ごときが榊遊矢に勝てると思うな」とは『遊戯王ARC-V』第127話「リバイバル・ゼロ」に登場したセリフである。
セリフが使われた状況
赤馬零王は4つの次元を一つに統合するため、部下の研究者であるドクトルに命令して柚子シリーズを一か所に移動させた。
そこに榊遊矢が到着。父である榊遊勝と再開した喜びも束の間、ドクトルは柚子シリーズを操り遊矢にデュエルを仕掛けようとする。
寄生虫を使って他人を操る力を持つドクトルは、以前にセレナと黒咲瑠璃を遊矢と戦わせて敗北したことに加えて、遊矢にも仕込んだはずの寄生虫が謎の力で駆除されてしまった原因を追究しようとしたのである。
しかし、赤馬零王がそれを制した。
赤馬零王『控えろドクトル。お前ごときが榊遊矢に勝てると思うな』
ドクトル『勝てない!?あなたはこの天才科学者ドクトルに不可能があるというのですか?僭越ながら私の頭脳はアカデミア一であると自負しております。私がパラサイト・フュージョナーを開発したのはリアルソリッドビジョンの可能性を追求するため…あなたも同じ科学者ならおわかりになるはず。そこに挑戦すべき研究テーマがあるならどこまでも突き詰めてみたいと思うのが…』
赤馬零王『そうだ。私もかつて同じことをした。自分の興味の赴くままリアルソリッドビジョンに命を与えようと…その結果、悪魔の誕生に手を貸してしまった。君の考えは危険だ』
赤馬零王は非情にもデュエルの機会すら与えずドクトルをカード化してしまった。
同時に柚子シリーズの洗脳も解かれ、赤馬零王はその場で悪魔の誕生の経緯と自らの思想を語り始めた…
ネタとして
登場作である遊戯王ARC-Vは、冗長な演出や成長しない主人公等を理由として低評価を得てしまっていた。
特にニコニコ動画ではそれが顕著で、後半になるにつれニコ生アンケートで9割を超える「5」(最低評価)を叩き出し(※)、放送当時のワースト記録を達成したのはある種の語り草である。
そのため他のアニメをクソアニメと断じるコメントに「お前ごときが榊遊矢に勝てると思うな」とコメントをするという、ある種デビルマン基準として使われることがあり、おかげでARC-V未視聴者からも妙な知名度を得てしまった。
ただし、本アニメの評価としては「つまらない部分が大半かつ長いのが苦行なだけで普通に面白い話もあるし単位時間あたりのクソ度はデビルマンと比較することがおこがましい」というのが一般的な見解である。
低評価仲間ということでARC-Vと同じ2017年に話題となったアニメ作品である『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』と『けものフレンズ』(および続編の『けものフレンズ2』)を含めてネタにされる事もある。→鉄血のアークフレンズ/2
尚、本アニメは最終話で歴代ワースト(「1」2.8%・「5」94.2%)を叩き出したが、2年後にクソ映画ハンターすら震え上がった傑物にワーストの座を奪われた。
本アニメも酷かったが、流石に世に出してはいけないレベルの作品には勝てなかった。この影響のせいか再びARC-Vの評価や批判。カードや思い出話にアニメの振り返りとTwitterで再び話題となってしまう(悪い意味で)。
※数多のファンを轟沈せしめたアニメ艦これの飛び抜けて酷い12話・3話ですら39.1%(12話)、23.3%(3話)なのだから、本アニメが如何に酷評されているか分かるだろう。