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セイヴァー(Fate/EXTRA)の編集履歴

2019-06-05 17:22:53 バージョン

セイヴァー(Fate/EXTRA)

ぶっだ

聖杯戦争終了後、熾天の玉座にて主人公を待ち構えるサーヴァント。早い話が『Fate/EXTRA』のラスボス。

「――それが、人類が悟りを得て真如へと至る道であるならば。我は衆生を救済すべく、刃ヴァジュラを持ちてそれを導かん」

プロフィール

真名覚者ブッダ
身長不明
体重不明
属性秩序・中立(誤植されており中立・中庸の可能性が高い)
イメージカラー
特技人類救済
好きなもの修行、対話、入滅
苦手なもの毒茸
天敵別の救世者
CV田中秀幸(『EXTRAドラマCD)

概要

「救世者」のクラスサーヴァント

ムーンセルの聖杯戦争において、トワイス・H・ピースマンによって召喚された。


聖杯戦争終了後、熾天の玉座にてトワイスと共に主人公を待ち構えた。



LastEncoreではなんと第一話導入部にてセイバーを打ち破る様子が描かれており、宝具から無数の攻撃を展開し、正面からの渾身の一撃を後述するスキル由来と思われる防壁で完全無効するなど終始圧倒して見せた。



人物

クラス名である「救世者」の他、「覚者」「この世でただひとり、生の苦しみより解脱した解答者」「地上でただ一人、生命の真意に辿り着いたもの」と紹介される。


自らの行いが悪であるとしていたトワイスの計画する世界救済に手を貸していたのは、トワイスの思想に共感したからではなく、トワイスという人間の心の行く末に慈悲を示していたため。


真名

真名は作中では明言されておらず、『Fate/EXTRA material』でようやく「覚者(ブッダ)」と確定した。


リアルに誤解が多いがブッダ(仏陀)は個人名ではない。悟りを開いた者の称号といったもの。つまり冬木の聖杯戦争におけるアサシンのように「覚者の称号を持つ何者か」であって、個人名までは特定していない。ただし、容姿やトワイスなどからされる紹介、使用スキルなどから、ほぼ間違いなく「釈迦ゴータマ)」であると推察できる。


能力

本来は神霊をも超える力を持つが、サーヴァントとして召喚に応じた為に如来(悟りを開いた仏)としてのそれ程には力や権限は無い。



ただし、サーヴァントとしても規格外の強さを誇り、キャスターがこれまで戦ってきたサーヴァントとは格が違うと称する。

まず攻撃面は、スキル『カラリパヤット:EX』に裏打ちされた古代インド武術によって近接戦闘では無双を誇り、宝具『転輪聖王』によって遠距離も制圧する。

更に防御面では、『対英雄:B』と、『菩提樹の悟り:EX』を保有する。


つまり、彼が本来即死するダメージを与えてやっと効果がでる上に、それだけの威力をステータスが2ランク下がった状態で弾き出さねばならない、という出鱈目な防御性能を誇る。殺生院キアラの『この世、全ての欲』のような攻撃も、精神干渉を完全無効化する性質上通用しない。

そして、長期戦にもつれ込むと宝具『一に還る転生』によって勝敗が決する。


このように、人の英霊としての彼も極めて強大なサーヴァントなため、『菩提樹の悟り』を軽減出来るスキル『神性』を持つランサーでも勝てない、とも認めている程で、本来サーヴァントは誰も彼には勝てない。だが彼は主人公との戦いでその力を見せようとしない。


余談だが、元ネタつまり現実での仏教の三千大千世界は『大銀河団規模』が尺度を持ち、如来と違い悟りを開けていない菩薩ですら、太陽系くらいは軽く管理している。


ステータス

マスター筋力耐久敏捷魔力幸運宝具
トワイス・H・ピースマンAACBBA++

保有スキル

カラリパヤット(EX)古代インド式の武術。才覚のみに頼らない、合理的な思想に基づく武術の始祖。攻めより守りに長けている。
対英雄(B)英雄を相手にした際、そのパラメータをダウンさせる。Bランクの場合、英雄であれば2ランク、反英雄であれば1ランク低下する。
菩提樹の悟り(EX)世の理、人の解答に至った覚者だけが纏う守護の力。 対粛清防御と呼ばれる“世界を守る証”。EXランクでは物理、概念、次元間攻撃等を無条件で自身のHP分削減し、精神干渉は完全に無効化する。スキル「神性」を持つ者は、ある程度このスキルの効果を軽減出来る。
カリスマ(A+)軍団を指揮する天性の才能。 カリスマは稀有な才能で、一国の王でさえBランクで十分と言われている。A+は既に魔力・呪いの類。

宝具

一に還る転生(アミタ・アミターバ)

  • ランク:EX
  • 種別:対人宝具
  • レンジ:零
  • 最大補足人数:1人

セイヴァーの大宝具である究極の対個人宝具。下記の『転輪聖王(チャクラ・ヴァルティン)』の最大展開。

人類創生に匹敵するエネルギーを集中し、解放する。その時点の人類史の長さや版図の広がり、言い換えれば人口等によって威力が変動するが、何十億人分ものエネルギーを受けるため、理論上これに耐えられる人類は存在しない。EXTRAにおけるダメージ値は五十六億七千万(釈迦は五十六億七千万年後に仏陀の座を弥勒に譲ることに由来すると思われる)で、これを上回る威力を持った宝具は存在しない。

ゲーム的には、転輪聖王ダメージ+特殊効果の表記無しでリトライ画面に飛ばされる為、発動した時点でGAME OVERが確定、あらゆるHPも防御も蘇生SKILLも通じない

ただし、この宝具には発動までに時間を要し、ゲーム的にも相当の時間(14ターン)が必要。

また、人類を救う最終解脱説法なので、人外にあたり、かつ存在の規模が人類の版図を超えた存在が対象となると、無効化はされないが効果が軽減してしまう。

当初の字コンテでは転輪聖王の光輪が合体し高速回転、相手に360度から光の柱が集結しブラックホールのように収束した後大爆発、のような演出が考えられていたがボツになったため、ゲーム中では背後の『転輪聖王』に灯った7つの光から出たエネルギーが上昇し上空の光の渦のようなものと融合、無数のビームを上空から降り注がせた後、対象と光の渦が一つの光の柱で繋がり、その後光の渦から巨大なビームが放射されるといった演出になっている。


天輪聖王(チャクラ・ヴァルティン)

セイヴァーの小宝具である、相手を倒すための武具。古代インドでは、理想の王の在り方を『輪(チャクラ≒Circle)を転がす(ヴァルティン≒Volution)』様に例え『転輪聖王』と呼んだ。本来セイヴァーは徒手空拳で戦うが、この宝具は飛び道具で攻撃を行う。セイヴァーの背にある曼荼羅のようなこの宝具に順番に7つの光が灯り、全てが揃うと『一に還る転生』が発動する。

字コンテではセイヴァーの上空に展開される7kmの光輪であり、範囲内に光の矢を放つ全天方位型の移動砲台と解説されていた。

チャージすると光の輪は増えて七つ揃い虹を思わせる姿になったりなどの案も考えられていたが、製作コスト面からボツになった。そのためどこまで当初の設定が反映されているか不明。

ゲーム中の戦闘では7kmの光輪や相手を攻撃し続けるビーム砲台といった要素はない(やろうと思えば出来るのかは不明)が、通常攻撃時や『一に還る転生』発動時にビームが多数放たれたりなど名残と思わしき描写は残っている。


アニメではそれと思わしき光輪が登場し、ゲーム中での曼荼羅とは異なる姿をしている。

また、「聖杯戦争のルールを変えた」・「ムーンセルを破壊しようとしている」・「『死相(デッド・フェイス)』という強化現象が極稀に発露する様になった」などと唯の攻撃宝具とは思えない作用を及ぼしていた。


その後最終回にて”人類の変革は夢物語”という結論に至ったトワイスの末路を見届け座に帰ったセイヴァーがトワイスの死相に対して残した、「ムーンセル破壊を遂行し、中枢に辿り着こうとする者を自動迎撃する宝具」として登場し、より細かな詳細が判明した。

構造は大輪と小輪とに分かれており、大輪はSE.RA.PHを囲み、破壊しようとしている直径70kmのリングと全宝具の中でもトップクラスの巨大さを誇る。

小輪は熾天の檻だけを囲む直径7㎞のリングと大輪に劣るもこちらも相当な大きさを誇る宝具である。


攻撃方法は侵入者を自動的に攻撃し大量の弾幕を降らせる光弾、敵を自動追尾し撃墜するレーザービーム、そしてそれを放つ砲台にして武の王・転輪聖王が持つとされる七つの具足を模したバンカーバスターの三つに分かれている。


また、ムーンセル中枢へのアクセス自体も物理的に阻害する効果も兼ね備えており、この宝具を止めない限り黒い靄に阻まれ辿り着くことができない。


最後のバンカーバスターは第一話でネロを最終的に絶命させるほどの一撃であり、万全の状態でもネロは受け止めきれず横からの援護射撃でようやくそらす事の出来る程の威力を誇る。


集中攻撃した時の威力はガウェインの真名解放した転輪する勝利の剣には劣るものの一時は拮抗する程の威力を誇り、耐久性能もその転輪する勝利の剣が直撃して中破するもいまだ健在、ネロの渾身の一撃をさらに加える事でようやく破壊できるほどの頑強さも併せ持つ。


総合的に見ると非常に強力な宝具であることは確かだが、一番の強みはこの宝具が一時的に使用できる類いの宝具ではなく、セイヴァーが戦闘する際には常に展開できると言う点なのは間違いない。


また大輪の方も攻撃手段として使えるのか、アニメ中ではトワイスに貸し与えてる状態だったが本人であるセイヴァーが使用する時と違いがあるのかなどの考察もされており、

もしこれらが該当するなら更に性能が上がる可能性すら秘めている宝具である。


なお宝具名は天輪聖王であり元ネタは転輪聖王であるため注意。


関連人物

トワイス・H・ピースマン

マスター、彼に従ったのは思想に共感したのではなくその行く末を見守る為に付き添った。

戦争を憎みながら戦争を救済と選んだ彼へ慈悲の心を抱いて。


玄奘三蔵

三蔵法師の前世の師。西遊記で経典を持たせるものを彼が選んだのが冒険の始まりである。

天竺においていずれ彼女が至るのを待ちながらその冒険を見守る。

Fate/GrandOrderでは彼女に力を貸しているため宝具演出で登場。


哪吒

彼女の蘇生の時に力添えをした他、如来としての加護を与えている。

「星の三蔵ちゃん」においては彼女を使いにしていたともされている。


余談

2016年9月30日(金)に発売のドラマCD版『Fate/EXTRA』第4巻において始めてCVが決定したが、この件について同作の脚本担当の九条氏は自身のtwitterにて、「優しいおじさま声の方にお願いしたいという、武内さん、奈須さんのご希望で、田中秀幸さんにお願いしています」と述べた。

※該当ツイートから抜粋。情報出典はこちら


また、pixivでは快楽天ビーストへの抑止力として「立川のセイヴァーさんこっちです」と呼び出されることもしばしば。


関連イラスト

救世の基本はカラリパヤットセイヴァー助けて!


関連タグ

Fate/EXTRA セイヴァー(Fate) サーヴァント

トワイス・H・ピースマン

ラスボス 聖人






魔王マーラ

悟りを妨げた宿敵。彼女の妨害をことごとく退けて彼は菩提樹の下で悟りの道へ至った。

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