CV:小松未可子
概要
中学2年生で14歳の、クール系の女の子。
ボーイッシュだがコスメの知識が豊富で、プリズムストーンではメイク担当を任されている。
父・涼野弦は人気ロックバンド「Lucky★Star」のギタリストだったが、「ある事故」が原因で一線から退き、現在は東京でライブハウスを経営中。いとはライブハウスでも時折ヘルプでギターを演奏する。
母・涼野鶴と弟・涼野ユウは家を出て行って北海道で暮らしているが、いとは現在も母のプリズムストーンを肌身離さず持っている。
幼少期に家族バンドをしており、周囲にはバンド名の「クロスロード」から取って「クロス」と呼ばせている。家族の別離で負った心の傷から、極端なまでに群れを嫌う性質になってしまった。
酷い癇癪持ちで、一度怒り出すと相手の言い分もろくに聞かず感情任せで周囲に怒鳴り散らしてしまう傾向があり、周囲に心配されてしまう事が多い。
しかも個人主義でチームが性に合わないため、当初は彩瀬なるや福原あんと意見がぶつかることも多かったが、物語が進むにつれ次第に仲を深めていく。
序盤~後半にかけて、蓮城寺べると並んで心情の変化が特に顕著に表れるキャラである。
楽器は全般なんでも演奏できるが、一番得意なのはピアノ。このため、自身のダンス用の曲もプリズムストーンチームで唯一自身で作曲している。
ペアともはクルン。プリズムライブの時はキーボードに変化する。
いと自身、音楽の「熱」を感じることができる。
プリズムフェザーは細かいダイヤを半円上に描いたもの。
プリリズRLでの描写
父親のギターを買い戻す為にプリズムストーンで働く道を選ぶ。
店の開店当初は勝手気ままな振る舞いで客を怒らせた上、プリズムショーではロックを好まない客に対してもロックで進めようと我を通しなるを窮地に立たせたが、なるの熱いライブに感化され考えを改めている。
(後にきちんとした接客が出来るようになって精神的な成長を覗かせる。いとちゃんは「いらっしゃいませ」が言えるようになりました)
神浜コウジのことを彼が作った曲を通して意識しており、コウジの作詞作曲であれば聞き分けられる。コウジが「ハート♥イロ♥トリドリ~ム」をなるに譲渡した事に対し、複雑な心情から対抗心を向けたこともあった。
マイソング「BT37.5」でプリズムショーを披露した際、コウジから「熱いね」と賛辞を送られたが、直後にコウジの曲を「ぬるい」とバッサリ切り捨てている。
第11話のソロ大会・ドリーミングセッションでは数合わせということで出場を拒否していた。しかし、自分を必要としている仲間のことに気づき出場。小鳥遊おとはと対決し、プリズムライブが正式に認められていないことから得点差を大きく付けられる(プリズムライブのことを考えなければ、ジャンプは1度しか飛んでいなかったため)。
当初は常に人の顔色を窺うおとはを気に入っていなかったが、ドリーミングセッションで敗北して以降は気にかけるようになった。
コウジの作詞作曲への対抗心(と恋心)を速水ヒロに悪用されそうになった際、些細な誤解からコウジと衝突してしまう。
この一件でコウジの本心に触れたことで、彼に対する恋心がより表面化していく。
トリオ大会のグルービングセッションでは、自分の曲を勝手にコウジにアレンジされたものを渡され、激怒する。大会の練習には出るものの、途中でやめてしまうことが多かった。しかし、ショーを終えたべるの言葉となるに背中を押され、コウジに自分の想いを告白。晴れてコウジと結ばれる。
その後、なる・あんとのユニット「ハッピーレイン」としてアレンジ曲をステージで歌い、優勝を勝ち取った。
第30話では、修学旅行の自由時間を利用して再会した母・鶴から弦と共に暮らせないと告げられた事で、“母は父が嫌いなのだ”と癇癪を起こしてしまう。しかし母は本当は父を変わらず愛しており、彼のライブを見ながら一人泣いている事さえあったという事実を激怒した弟のユウに教えられた事で、自分の身勝手な思い込みに反省。なるやあんと共に、自身のプリズムダンスを母と弟に披露した。
デュオ大会、ウインター・ホワイト・セッションではおとはとペアを組むことになる。第37話でおとはが家に泊まりに来た時に、おとはの機転で家に招かれたコウジから曲を提供してもらうが弦からコウジを家に招き入れないように言いつけられる。
その翌日、コウジに曲のことでおとはとともにビルの屋上に行くと、コウジの母・奈津子が弦がコウジの父親・丈幸を事故死させたことを話していたのを聞いてしまう。おとはがコウジの曲に作詞した歌で元気を取り戻したものの、コウジとはもう会わないと面と向かって言い放ってその場を走り去り、その後りんねに抱きしめられながら泣き叫んだ。
しかしコウジ自身はいとと別れることを望んでおらず、コウジの説得によって関係は続いていた。そして、デュオ大会後に弦から北海道への引っ越しとライブハウスの経営をやめることを言い渡された。
プリズムクイーンを決める大会『オーバー・ザ・レインボー・セッション』では、大会後に北海道への引っ越しを仲間に告げることにしプリズムショーに挑む。鶴とユウ、そして弦も応援に駆け付けた。そこにラッキースターの元プロデューサーだった楽器屋の北川から事故の事情とコウジの父・丈幸の気持ちをすべて聞いたコウジの母・奈津子が今まで憎悪を抱いていたことを謝罪し、晴れていととコウジは結ばれることになった。そして、プリズムショーでおとはとあんを上回る6連続ジャンプを成功させた。
最終回では、彼女の家族とコウジでライブを行うようになった。
KING OF PRISMでの描写
続編のキンプリシリーズでも少しだけ登場。なると同じく髪を伸ばしている。
『キンプリ』では弟の涼野ユウがエーデルローズに入っており、新入生組の主要キャラの一人に昇格している。終盤、渡米前にコウジの傍らに彼女の姿が確認されている(セリフはない)。オバレのジャンプ(通称プリズムアフレコ)のイメージで登場したり、コウジが彼女のジャンプを飛んだり、ユウの発言で存在が示唆されていた。
『キンプラ』では他のRL女子組と共に声付き登場。特にEDとオバレの卒業ライブは必見。
また、アニメ以外の媒体でも
- コウジの女装に付きあわされてメイクを教える(ムック)
- コウジが「次はいとちゃんと大江戸温泉に来られますように」という絵馬を飾る(コラボ)
- インタビューでコウジの好きなタイプの女性として語られる(ネット/ムック)
など惚気全開のエピソードでも存在感を発揮。→コウいと
『YOUNG OF PRISM』ユウ編において幼少期のいとが登場する。最後に「私、ユウが作った曲でプリズムショーするんだ!」と言っているが、実現したかは不明。
『キンプリSSS』1話におけるユウの紹介シーンで本人が登場。また、直後のプリズムアフレコで彼女に酷似した人物がコウジ特製料理(何故か精がつくもの)を食べ、コウジの思わせぶりな発言に振り回されるシーンが公開されてしまった。タテタテヨコヨコ…(歯磨き)。
8話にてユウと電話で会話し(声無し)、ユウのショー後に本人が少しだけ登場。
どうやら他のRL女子組と共に会場に来ていたようで、自身に向けられた弟の笑顔とピースサインを見て、どことなく嬉しそうに微笑を浮かべていた。
なおユウはプリズムショーでハッピーレイン3人の楽器(プリズムライブ)を一人で演奏しており、いとのキーボードも再現されている。
楽曲
曲名 | 作詞 | 作曲 |
---|---|---|
BT37.5 | 三重野瞳 | 山原一浩 |
プリズムジャンプ
・クールスプラッシュ
・ジュエルスピンクロス
・ドレミファスライダー
・赤い糸 夏の恋
・胸キュン体験
・燃える!グランドXスピン
トリオ大会時
・未来へハッピーレイン
デュオ大会時
・私のメルヘンドリームシティー
・二人のロマンチックショー
カップリング
コウいと
公式ノーマルカップリング。
いとおと
公式デュオのカップリング。
後のキンプラやオールフレンズにて変則的(?)いとおとも。
関連イラスト
関連タグ
ちあ子…アイドルタイムプリパラの登場人物。メイクの技量を買われて主人公にスカウトされる、ぶっきらぼうな接客態度と共通項が多い。