概要
メーガス三姉妹は、ファイナルファンタジーシリーズに登場するチビ・デブ・ノッポの三姉妹キャラクターである。
長女がデブのマグ、次女がノッポのドグ、三女がチビのラグである。
ネーミングは夢野久作の小説『ドグラ・マグラ』から。得意技はデルタアタック。
FF4・FF4TA
ゴルベーザ四天王の一人・風のバルバリシアに仕える魔法使いの3人姉妹。
FF4ではゾットの塔の中ボスとして、FF4TAでは終章でクリスタルから再生されたボスとして、
主人公の前に立ちはだかる。
ちなみにFF4では主人公達はあのむさ苦しい「伝説のパーティー」で挑むことになる。
魔法を相手に反射するための魔法「リフレク」を活用した戦術が得意。リフレクで反射した魔法は、もう跳ね返せないのが仕様(一部の作品除く)。つまり、わざと味方にリフレクをかけ、リフレク状態の味方に魔法をぶっ放せば、再反射不可能の魔法となって相手に襲い掛かるのである。
具体的には、次女ドグがリフレクを反射役の長女マグにかける。そして三女ラグが、攻撃魔法をマグにかけることにより、反射不能の三位一体攻撃「デルタアタック」が完成する。
…長女何もしてないとか言ってはいけない。妹を先に倒すと蘇生させてくるので、「リフレク状態+後列判定」のマグを「ほぼ物理攻撃だけで」狙わなければならないのだ。
のちにこのリフレク反射戦法は、終盤の敵が単体で行なってきたり、他の作品でも紹介されていることはあるが、3名のキャラクターが力を合わせてセリフ付きで繰り出す演出は、プレイヤーに強い印象を与えた。それだけに、魔法を使うときの攻略のヒントとしての意味合いも強い。
続編のFF4TAでも真月内のボスラッシュで登場するが、ここまで来ればリフレクの上からダメージを通す手段も豊富なはず。
FF10
召喚獣として登場。昆虫がモチーフに取り入れられ、マグがテントウムシ、ドグがカマキリ、ラグがハチの姿になっている。
他のキャラクター達と違い、コマンド入力をすることが出来ず「おまかせします」「守ってください」などの抽象的な要求をすることで次の行動を選択する。
ドグがマグにリフレクをかけ、ラグが黒魔法を相手に反射させるという、FF4と同様のデルタアタック戦法も使うことがある。
FFレジェンズ
装備することで戦闘中にそのキャラを召喚できるアイテム「幻石」として登場。
容姿はFF4・FF10とも大きく異なり、一言で表すなら美少女化である。
3人が揃った「メーガス三姉妹」の幻石では召喚魔法・デルタアタックを放つことができる。このほか3人それぞれ個別の幻石もある。
同作ではその後も新ステータスの幻石として「ドグ改」「マグ改」「ラグ改」が登場。こちらのイラストは前回の幻石でのデザインを踏襲しながらも、ややシリアスなタッチでリファインされている。
パロディキャラクター
同社作品においてパロディキャラクターが散見されている。
『FFタクティクスアドバンス』において、クエスト「バクーバ解放戦」にて3体のナーガ、ナーガス三姉妹が登場する。見た目は同じだが、それぞれドグ・メグ・ラグと名前がついている。このクエストをクリアすると「デルタアタック」というクエストアイテムが手に入る。
『半熟英雄対3D』では長芋・じゃがいも・さつまいものような姿をしたエッグモンスター、ヘーガス三姉妹が登場する。名前はそれぞれ、じねん女・芋子・イモ代。必殺技はデルタアタックのパロディ技・デルヘアタック。