「ノンデ~、ノンデ~ッ、ノンデ~ッ!」
データ
属性/獣型モンスター
分類/雨傘目ケルピー科
身長/183cm
体重/277kg
分布/雨の鉱山
経験値/312
概要
ガチレウスの命令により、クレオンが水商売の仕事をする青年・久田カズマより生み出した、幻獣「ケルピー」の伝承を司り、その風貌を得たマイナソー。
馬の顔から手足が生えた様な身体で、頭頂部からは魚の胴体が二つ生え、背面に髪の毛の様に垂れ下がっている。また、両肩には雨傘の意匠がある。
空気中の水分を集めて操る能力を持っており、大量の水を球状にして投げ付ける『アクアボム』が主な攻撃手段。その威力はメラメラソウルで強竜装して放った斬撃すら掻き消し、弾ける時の水圧で山を吹き飛ばす程。
更に能力の応用性は高く、高い防御力を持つ水の盾『アクアバリア』を発生させて攻撃を凌ぐ、身体に水を纏って姿を消せる他に、体内の水分を異常共振させる事で「ノンデー!」と鳴きながら強烈な超音波を放つ攻撃も可能。
これらを駆使する事でリュウソウルの力も用いた波状攻撃も凌ぎ、リュウソウジャーと互角以上に渡り合う戦闘力を持つ。ただし水を扱う都合上、電気を用いた攻撃とは相性が悪い。
思念の元である久田は、恋人の水田あかねに支えられながら仕事に勤しんでいたが、いつからか「自分の店を持つ夢のために、もっとお金を稼ぎたい」と言う願望が思い詰まってマイナス感情に変化。それをクレオンに利用された。
前述した鳴き声は、恐らく宿主の職業からの影響だろう。
活躍
地球を制圧する戦力を求めるガチレウスの命令により、クレオンが続けざまに生み出していたマイナソーの中で、バジリスクマイナソーに続いて久田に処置が施され誕生した。
程無くリュウソウジャー5人と交戦するも、超音波攻撃で怯ませて圧倒。状況を変えようとメラメラソウルで強竜装したリュウソウレッドの放った斬撃もアクアボムで掻き消し、更にもう一発放ってリュウソウジャーをダウンさせた所でその場を去る。
その戦いぶりを物陰から見たガチレウスはこのマイナソーを気に入って大量生産しようと思い付き、クレオンにマイナソー500体分の体液を絞り出して街中に降らせろと言う無茶な命令を下している。
※命令に逆らえなかったクレオンは、思考停止するまで体液を絞り出したが運搬している途中でダウン、計画は頓挫している。
その後、久田よりエネルギーを吸い上げつつ何処かの鉱山に出現。アクアボムで近くの山を吹き飛ばしていた所でリュウソウジャーが駆け付け、再戦する。今度の相手は様々なリュウソウルを使っての波状攻撃を仕掛けて来たが、それをアクアバリアを発生させて凌ぎ切った上で姿を消して相手を翻弄、死角から超音波を浴びせて怯ませた上でアクアボムを放ち変身解除へ追い込む。
そのまま止めを刺そうと迫ったが、ここであかねを通して久田の事情を知ったカナロが乱入、彼の飛び蹴りを貰ってしまう。
そしてその流れから、彼が竜装チェンジしたリュウソウゴールドと交戦。初手からいきなりモサチェンジャーの速射を浴びてまともに近づけなくなるも、戦闘をモニターしていたガチレウスの命令で現れたドルン兵の後ろに下がる。しかしゴールドはモサブレードも使いながらドルン兵を薙ぎ倒し、更にビリビリソウルを使って『強竜装』。それで強化されたモサチェンジャーの銃撃で防御陣形を取ったドルン兵が吹き飛ばされたタイミングでアクアバリアを張りながら突進するも、電気エネルギーの銃撃が水の盾で防げる筈も無く、アクアバリアを貫通した電撃を浴びてその場に倒れる。
直後、「どうした、お前の力はそんな程度か?」とゴールドに挑発されて立ち上がり、渾身を込めてアクアボムを生成して投げ付けるが、ゴールドの放った『ファイナルサンダーショット』に押し負かされて直撃、「ノンデェェェッ!!」と鳴きながら爆散した。
余談
スーツはユニコーンマイナソーの改造。頭頂部と肩のパーツを変更、白と青が目立つ配色にリペイントされている。
ケルピーモチーフの特撮怪人は恐らくこのケルピーマイナソーが初となる。
第5話のケルベロスマイナソー(弟)に続き、等身大サイズで倒されたマイナソーとなる。
関連項目
クラーケンマイナソー:同じく空気中から水分を集める能力を持ち、それによって無限リロードが可能な水鉄砲を武器とする。
シンマイナソー:自ら吹き出した水蒸気=霧を媒体にして幻を操る能力を持つ。