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御剣信の編集履歴

2019-07-11 17:43:54 バージョン

御剣信

みつるぎしん

逆転裁判シリーズの登場人物。逆転裁判1から重要人物として語られるが、実際にゲーム中で登場するのは逆転検事2からである。

CV:綿貫竜之介(テレビアニメ版)

登場作品

逆転裁判 ※名前及び顔写真のみ

逆転検事2

人物像

無印の第4話で名前と顔写真が登場。御剣怜侍の父親である。作中では故人であり、息子が9歳の頃に、天海一誠の裁判の後、裁判所のエレベーターで殺された。享年35歳。

その事件は後に「DL6号事件」と呼ばれるようになり、逆転裁判123(成歩堂編)の主要人物たちに大きく関わってくる。


生前は御剣法律事務所の所長であり、当時はかなり有名な弁護士だった。助手としてまだ弁護士を目指して勉強中の信楽盾之を育てており、弟子のことを大切に思っている。現在御剣法律事務所は、彼の意志を継いだ信楽が所長を務めている。

性格は至って冷静沈着で真面目だが、怜侍よりは堅苦しくはなく社交的である。


検事2の第3話では彼が操作キャラとして登場し、彼の人物像などの設定がが掘り下げられた。

服装は無印は背広だったが、こちらではコートと帽子を着用し、背広姿になるのは法廷場面のみであることが明かされた。


弁護士として

“発想の逆転”と“弁護士はピンチの時ほどふてぶてしく笑う”を作中初めて実践した弁護士であり、基本的に本当にピンチになった時にしか笑わない。

そのためか、つきつける証拠を間違ってゲージを減らす場面、追い込まる際のダメージアクションは帽子を目深にかぶり、薄ら笑うものとなっている。

その僅かな可能性、わずかな捜査機会も諦めずに活用する弁護姿勢は、信楽弁護士に強く影響している。


彼の弁護スタイルは成歩堂龍一綾里千尋とよく似ており、千尋の元所長であった星影や信楽から父の話を聞いた怜侍もよく似ていると述べている。

二人の大元は神乃木荘龍が信と同じスタイルを実践していた為で、それは神乃木の後輩である千尋、そして千尋から弟子の成歩堂に受け継がれていった。信と神乃木が実際に面識があったのかは不明。


また、幼き日の怜侍が法曹界に関心を持ったのも父の姿の影響であり、「DL6号事件」までは父親と同じく弁護士を目指していた。


私生活

息子に対しては必要以上に甘やかすことはしないものの、良き父であろうと努めており、とても大切にしている。幼くして六法全書を読み漁る怜侍が、学校でうまく友達を作れているのか心配している(成歩堂や矢張との出会いはもう少し後の話)。

捜査中もふとした拍子に息子のことを思い出し、事件が解決したら息子と一緒に人気料理番組の「ダンスイーツ」を見ようと考えている。


紅茶を好んでおり、その趣味は息子ともセイロンティーの味の意見のセリフが同じであり、共通している。怜侍は小さい頃から裕福であったらしいが、信の金銭感覚は大人になった怜侍よりも至って普通で、捜査の後に信楽と一緒にラーメンを食べに行くなど、息子と違い庶民的な感覚の持ち主である。


アニメ版では第13話のアニメオリジナルエピソード『逆転の約束』にも僅かながら登場。怜侍と夕飯を取る前に当時成歩堂や矢張の間で流行っていた子供向け番組『大江戸交通安全シグナルザムライ』を見たがった怜侍に対して『普段ニュースしか見ないのに珍しい』と評したり、犬を飼いたいという怜侍の希望を微笑みながら許可したりなど、親子関係は良好だったことが伺える。

また星影の話によると妻や親戚は既にいないようで、彼が亡くなった後息子の怜侍は孤児となり、引き取りを申し出た狩魔豪によって育てられたことが語られている。


関連イラスト

逆転検事2 発売記念

関連タグ

逆転裁判・逆転検事シリーズキャラクター一覧

逆転検事2 逆転裁判

御剣怜侍 信楽盾之 馬堂一徹 狩魔豪

天海一誠 緒屋敷司




以下ネタバレ















「検事2」で起きた「IS-7号事件」でパティシェ天海一誠被告の弁護を担当し、その菓子つくりへの愛情と無実への確信から死体消失の隠蔽、解剖記録の偽造と手段を選ばない狩魔豪検事と、一年に渡って戦い続ける。


最後は検事側の緒屋敷司に冤罪を押し付けるという脅迫によって天海被告が虚偽の自白を余儀なくされる。

馬堂一徹刑事と協力して自白が豪の脅迫によると証明し、狩魔豪も処罰を受けたものの、有罪判決は覆らなかった。


失意のうちの結審当日に「DL6号事件」が発生。裁判を見に来ていた息子と共に帰ろうとしてエレベーターに乗ったところ、地震が発生して裁判所は停電。息子と偶然乗り合わせた法廷係官の灰根高太郎と共にエレベーターに閉じ込められ、酸欠から気が狂った灰根と揉みあいになる。二人の争いを止めようとした怜侍が、灰根から落ちた拳銃を投げつけたところ暴発。その音と酸欠状態から三人は意識を失ってしまった。

その直後に電気が復旧し、偶然エレベーターの外にいた狩魔豪が、他の二人と共に気を失っていた信を発見。信によって完璧の経歴に「処罰」という汚点を刻まれた豪は、彼への憎しみから落ちていた拳銃を手に取り、迷うことなく彼の心臓に向かって発砲して殺害した。


また、この事件は信が犯人の正体を知らないまま死亡したことで、捜査協力を依頼された霊媒師綾里舞子が信の霊媒に失敗したとしてインチキ呼ばわりされ、倉院流霊媒道の権力の失墜にも繋がることとなる。

この因果が巡り巡って逆転裁判123の主要人物たちの人生を大きく狂わせる事となってしまった。


彼の遺志と孤独な依頼人を最後まで守り続ける弁護のあり方は、御剣法律事務所の二代目所長となった信楽弁護士に受け継がれた。


またIS-7号事件の真相調査は、数奇な運命を経て息子の御剣怜侍が担当することになる。


メディアミックス作品での登場

円居挽による小説、『逆転裁判 時間旅行者の逆転』において登場。

本作は、前後編になっており、前半部分の事件を御剣信が、後半を成歩堂が引き継ぐという非常に珍しいストーリーになっている。御剣信パートにおいては、彼の家庭事情など、ゲーム本編では語られていない部分にも触れられている。

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