意味は『三本の歯【Trident】』。
概要
矛(矛槍)類に属する長柄武器の一種。
銛のような三つ又に分かれた穂先を持つ武器で、牧草をかき集めるための農具である『フォーク』から発達したとも、そのまま銛から発展したともいわれる。
神話の神々の武器として有名で、特にギリシャ神話の海神ポセイドンの武器として知られる。このトライデントには、嵐や津波、洪水や風という海の力を操る力が秘められており、また人間の精神に勇気を与える力もあるという。
インド神話の三大神の一柱であるシヴァも、トリシューラと呼ばれる三叉槍を武器とする。
また、ケルト民話の光の神ルーの武器の一つに『ブリューナク』と呼ばれる五叉槍があり、魔力を込めることで穂先が五本のビームと化して五人の敵を討つ力を持つ。
創作における「トライデント」
ファンタジーにおいて、水棲精霊の武器としてや主人公たちの水属性武器の一種として登場することが多い。
余談
まれに悪魔がトライデントを装備している(もしく装備品を『トライデント』というタグ登録をしている)イラストなどが散見されるが、悪魔の装備品で有名な三つ又の槍はどちらかと言えばフォーク(農具)である。
あまりこだわって分化する必要性はないが、豆知識として知っておいて損はないだろう。