概要
東京都城南地域・川崎市・横浜市北部を中心に路線バスを運行するバス会社。旧・東京急行電鉄(現・東急、鉄軌道事業は東急電鉄へ移管)のバス事業を分社化する形で1991年10月に営業を開始。
一般路線バスのほか、深夜急行バス、空港直通バスなどを運行している。都市間高速バスは収支が合わず1998年に撤退し、現在は子会社の東急トランセによって運行している。
営業所
各営業所にはアルファベットの記号が振られ、所属車両の判別などに用いる。
- 淡島営業所(A)
- 下馬営業所(SI)
- 弦巻営業所(T)
- 瀬田営業所(S)
- 目黒営業所(M)
- 荏原営業所(E)
- 池上営業所(I)
- 高津営業所(TA)
- 新羽営業所(NI)
- 青葉台営業所(AO)
- 虹が丘営業所(NJ)
- 東山田営業所(H)
車両
国内4メーカーの車両を導入し、一時は日産ディーゼルが全車両の半数を占めることもあったが現在は日野自動車・三菱ふそうからの納車が増えている。
路線車
一般路線車はホイールベースが5m未満のいわゆる短尺車が多く導入され、大量の通勤・通学輸送に対応した長尺車も一部導入している。
このほか、狭隘路線用の中型車・小型車、貸切輸送や高速走行に対応したワンロマ車、東急コーチ専用車両などがある。
都内営業所には一部を除いてノンステップバスを導入し、神奈川県内の営業所にはワンステップバスがメインで導入される。
カラーリングは銀をベースに赤帯を1本巻いたもの。親会社である東急電鉄の鉄道車両に近い意匠である。
リーマン・ショックが原因の景気後退の影響で一時新車の投入が大幅に縮小されたことがある。
高速車・貸切車
高速車は銀色に2色の帯が斜めに入り、ロゴが記載される。主に空港リムジンバスとして運行される車両はマゼンタと藤色の帯にTOKYU Limousineのロゴ、通勤高速バスとして運行される車両は緑と黄緑の帯にTOKYU BUS Highway Linerのロゴが採用される。エアロバス・エアロエースを中心に、空港リムジンバスにセレガを導入している。通勤高速バスは三菱ふそう・エアロスターのロマンス車が導入されている。
車番
1台毎に陸運局へ登録されている番号の他に東急が独自に振った車番がある。車体側面、車内前部等に表示されており数字部分は原則導入から廃車まで変わらない。
AO | 4 | 39 |
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営業所 | 年式(1~2桁) | 固有番号 |
例の場合、青葉台営業所所属で2003年度の日野車を意味する。
固有番号はメーカーごとにまとめて割り振られ、現存する車両群では以下のようになる。
- 1 00 - 24:UDトラックス(旧:日産ディーゼル)車
- 2 25 - 49:日野車
- 3 50 - 74・99(800番台のみ):いすゞ車
- 4 75 - 99:三菱ふそう車
空港路線車の3000番台、特定輸送車の4000・5000番台は2003年度より使用。