解説
英貴による漫画作品。
元々はTwitter上で連載されていたが爆発的なヒットを受け、週刊少年マガジン及びpixivコミックで連載が確定した。
それ以外の内容? タイトルそのまんま。
あらすじ
男子高校生・空本実はある日、両親から莫大な借金を押し付けられ路頭に迷う。危うく臓器を売られる寸前で実は隣室に住んでいたお姉さんに借金を肩代わりしてもらい、しかも両親の同意書付きでお姉さんの部屋に下宿することに。だがお姉さんは実に片思い通り越して異常なほどの偏愛を向けており、毎回貧困な語彙で大暴走。名前を呼ぶのにすら恥ずかしがるお姉さん相手に、実の波乱の学園生活が幕を開ける。
登場人物
空本実
前掲の通り悲惨な境遇であるが、3年分お姉さんに学費を払い込まれヒモ道を勝手に歩かされる。常に三杯目にはそっと出しの精神を忘れない、非常に純粋で常識的な性格だが、やはり年頃の男の子なだけあってお姉さんにはドキドキさせられっぱなし。
お姉さんの奇行に時にはドン引きしながらも否定することはめったになく(とはいえお姉さんのドンブリ勘定ぶりに関してはさすがにキレる一歩手前だった)、内心はお姉さんの自尊心の低さを気にしている(自己紹介より)。
学校ではバスケ部所属、本人は謙遜するが顧問によれば光るものもあるらしい。でも身長は低い。
ちなみに好みのタイプは年上の巨乳。
お姉さん
本作のヒロインでありホームズ。長い黒髪の万人が認める美女。もちろん成人はしている。
仕事(第1話から最近まで休職中だった)に疲れ果てていたころ、実に一目惚れして以来人生を大幅に踏み外した残念な美人。実を養うためなら悪魔にでも魂を売りかねないほど溺愛している。本人は「恋愛感情を有していない」と称するが、あまりにもシャイすぎて名前を呼ぶ前に神社でも参詣するかの如くうがいをし、触れた瞬間失神しかねないほど興奮する始末であり、そのセリフには(ある意味)嘘は無い。家事万能で、実に対しあらゆる方法で接待しつくす。
金銭感覚のブレーキが無く、実にジュース代と称して札束を渡すなど時にATMに喩えられるほどのお金持ち。
語彙力は極めて低く、「尊い」「しんどい」「つらい」が三大誉め言葉。更に実への愛が暴走するとたいがい過剰な謙遜に走る。
元陸上部で男子並みの俊足を有する。ちなみに胸はIカップ。大柄に見えるが、実より2㎝低い163㎝。
トレードマークの白いハイネックセーターは初めて実を見たときに彼が着用していたのと同じブランドであり、実はそれ以外の服も持っているが爆裂ボデー故に実君の精神が持たない。
実は近眼でコンタクトレンズが手放せない。眼鏡は曇るので好きじゃない。酒癖と寝相は悪い。
本名、年齢、職業などのパーソナルデータを隠している(巻末の自己紹介欄も黒塗りだらけで有用な情報がほとんどない)が、「しおり」という言葉に異常に敏感に反応する。
臥田涼介
実の幼馴染で同じくバスケ部所属の眼鏡。巨乳の年上好き。実は銀髪。
初登場時は実に彼女が出来たと勘違いして冷淡な態度を取ったりしていた。
かなり頭が残念でスケベで大雑把だが、実にとっては大切な友人である。尻込みする実の背中を押してくれるいいやつでもある。バカだけど。
天達冴恵
お姉さんの部屋の隣に住んでいる小学4年生の女の子。抑揚に乏しいが信じられないほどのしっかり者で、両親が警察官。コンプライアンス精神が非常に強く、お姉さんが実に対し恋愛感情を抱いていない点に関しては肯定している。
穂坂夏樹
バスケ部顧問。28歳独身。実の実力と優しさをきちんと評価してくれるいい先生だが、いい先生すぎるためお姉さんから実とのノロケ話を聞かされる。
酒好き。
黒澤美乃理
バスケ部女子マネージャー。スレンダー体型でギャルっぽい外見、お姉さん曰く凄く可愛い子。
実に憧れており、彼に親しい涼介に対しては冷たい。穂坂先生同様にお姉さんのことを実の実姉だと誤解しているため、実になかなか告白できずにいる。料理の腕は極めて低い。