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解説編集

3年A組のモンスター』で知られる英貴(女性)による漫画作品。

元々はTwitter上で連載されていたが爆発的なヒットを受け、2018年から『週刊少年マガジン』及びpixivコミックで連載が確定した。2022年に完結、全13巻。


それ以外の内容? タイトルそのまんま


2021年にはyoutubeマガジンチャンネルでボイコミが配信された。


あらすじ編集

男子高校生・空本実はある日、両親から莫大な借金を押し付けられ路頭に迷う。危うく臓器を売られる寸前で実は隣室に住んでいたお姉さんに借金を肩代わりしてもらい、しかも両親の同意書付きでお姉さんの部屋に下宿する事態に……。

だが、お姉さんは実に片思い通り越して異常なほどの偏愛を向けており、毎回貧困な語彙で大暴走。名前を呼ぶのにすら恥ずかしがるお姉さん相手に、実の波乱の学園生活が幕を開ける。


登場人物編集

空本実編集

CV:梶原岳人(2018年CM)/小野賢章(2020年CM)/服部想之介(2021年ボイコミ)

本作の主人公でありワトソン。高校2→3年生。沖田総悟みたいな外見。165㎝→170㎝。

前掲の通り悲惨な境遇であるが、3年分お姉さんに学費を払い込まれ、望まぬ)ヒモ道を勝手に歩かされる。常に三杯目にはそっと出しの精神を忘れない、非常に純粋で常識的な性格だが、やはり年頃の男の子なだけあってお姉さんにはドキドキさせられっぱなし。割とムッツリスケベで、ナースフェチ。

お姉さんの奇行に時にはドン引きしながらも否定は滅多になく(ただし、お姉さんのドンブリ勘定ぶりに関しては、さすがにキレる一歩手前だった)、内心はお姉さんの自尊心の低さを気にしている(自己紹介より)。

学校ではバスケ部所属、本人は謙遜するが顧問によれば光るものもあるらしい。

ちなみに好みのタイプは年上の巨乳

1度、両親が迎えに来る珍事もあったが、自らの意思で戻って来たのをきっかけに、お姉さんへの恋心を自覚する。しかしこれさえも両親の予想済みであった。

最近ちょっと視力が落ち気味で、お姉さん共々眼鏡デビュー。

なおYoutubeでは7巻発売を記念してボイスが収録されたが、原作の設定だと実自身恥ずかしくて絶対言えないだろうし、聞いたらお姉さんがそのまま絶頂死しかねないほど甘いセリフが収録されている。お姉さんもしくは実の願望or夢であろうか……。

2年目のエイプリルフールで余計なことを口走ったせいで、途方もない目標を抱くハメになる。

お姉さんが徐々に異性として意識し出したのもあって、11巻でとうとう上辺のバカップルからモノホンのバカップルへと進化した。


お姉さん編集

CV:佐藤利奈(2018年CM)/辻美優(2021年ボイコミ)

本作のヒロインでありホームズ。長い黒髪の万人が認める美女。もちろん成人はしている。

仕事(第1話から2年生編下旬まで休職中だった)に疲れ果てていたころ、実に一目惚れして以来、人生を大幅に踏み外した残念な美人。実を養う為なら悪魔にでもを売りかねないほど溺愛している。本人は「恋愛感情を有していない」と称するが、あまりにもシャイすぎて名前を呼ぶ前に神社でも参詣するかの如くうがいをし、ちょっとした失態で切腹に及ぼうとし、触れた瞬間失神しかねないほど興奮する始末であり、そのセリフには(ある意味)嘘は無い。家事万能で、実に対しあらゆる方法で接待し尽くす。

行動力並びに金銭感覚のブレーキが清々しいまでに欠落しており、実にジュース代と称して札束を渡すなど時にATMに喩えられるほどのお金持ち(実に一目惚れして以降、彼に貢ぎたい等の目的で仕事に励み、貯金額をひたすら増やした)。

語彙力は極めて低く、「尊い」「しんどい」「つらい」の三大誉め言葉を連発し、言葉にならない叫びもする。更に元々自己肯定感がかなり低いようで、実への愛が暴走するとたいがい過剰な謙遜に走る。

陸上部で男子並みの俊足を有する。ちなみに胸はIカップ。大柄に見えるが、実より低い163㎝。

トレードマークの白いハイネックセーターは初めて実を見たときに彼が着用していたのと同じブランドであり、実はそれ以外の服も持っているが、爆裂ボデー故に実君の精神が持たない。

実は近眼コンタクトレンズが手放せない。眼鏡は曇るので好きじゃない。酒癖と寝相は悪い。

本名、年齢、職業などのパーソナルデータを隠している(巻末の自己紹介欄も黒塗りだらけで有用な情報がほとんどない)が、「しおり」の単語に異常に敏感に反応する。8巻にしてようやく本名が判明し、12巻でとうとう職業が判明する。

途中から完全に恋愛感情(Love)を抱いている実とは異なり、お姉さんの場合はどこまでも果てしなく突き抜けた「Like(端的に推し)」な為、関係は一向に進展しないでいる……と思われていたのだが、3年生編からは徐々に実サイドが積極的になっている(実が18歳の誕生日を迎え、親の同意があれば結婚できるようになった)のに連れて態度が変わりつつある。


臥田涼介編集

実の幼馴染で同じくバスケ部所属の眼鏡。巨乳の年上好き。実は銀髪

初登場時は「実に彼女が出来た」と勘違いして、冷淡な態度を取ったりしていた。

かなり頭が残念でスケベで大雑把だが、実にとっては大切な友人である。尻込みする実の背中を押してくれるいいやつでもある……バカだけど。

実の脳内では性欲の比喩表現扱いされてもいる。

2年目では実が特進クラスに入った為、黒澤と同じクラスに取り残された。


天達冴恵編集

お姉さんの部屋の隣に住んでいる小学4→5年生の女の子。成長期だけあってやや頭身が上がっている。

抑揚に乏しいが信じられないほどのしっかり者で、両親が警察官コンプライアンス精神が非常に強く、お姉さんが実に対し恋愛感情を抱いていない点に関しては肯定している。

しかし、巻が進むにつれて果てしなく(上辺は)バカップル化していく二人に対して、実が真にお姉さんを想っているのを知るとその後押しを行っている。その説得には、小学生でありながらお姉さんの年齢を考慮して「高齢出産のリスク」と女性観点の現実(男の言い訳……よりかは、ラブコメにありがちな進展しない展開の揶揄でもある)を突きつけた場面もある。物まねが上手いが、必要以上に実をスケベとして演技するため本人からは不評。

最近では冴恵の両親も一緒になって(上辺は)バカップルの観察に精を成している。


穂坂夏樹編集

バスケ部顧問。28歳独身。実の実力と優しさをきちんと評価してくれるいい先生だが、いい先生すぎるためお姉さんから実とのノロケ話を聞かされる。そのうちに実にやたらと興味を抱き始め、しまいにはお姉さんから黒澤共々実ファン扱いされ、黒澤からはホ○だと思われている

好き。


黒澤美乃理編集

バスケ部女子マネージャー。スレンダー体型でギャルっぽい外見、お姉さん曰く凄く可愛い子。

(お姉さんほどではないが)実に憧れており、彼に親しい涼介に対しては冷たい。実がらみになるとお姉さん2号と化す事態もしばしばあり、下記の失恋後は石油王からの告白にすら「幸運の兆し」としてしか認識しなくなるまでに暴走していた。

穂坂先生同様にお姉さんを実の実姉だと誤解している為、実になかなか告白できずにおり、実のお姉さんへの感情をガチなシスコンと勘違いして青ざめたのもあった……のだが、花の登場により血縁関係の実態を知って、実君の彼女争奪杯で断トツのドベとなり、冴恵から同情されるハメになった。

散々紆余曲折を挟んだ末に、実からは涼介が好きだと勘違いされる

こうして巻を追う毎に負けヒロイン√が確定となっていき、実とお姉さんが付き合い始めたのを知った際には、半泣きでお姉さんをボコボコにした

料理の腕は極めて低く食中毒による入院者まで出した。


空本花編集

27歳OL。実の従姉(父方)で外見もよく似ている。前髪右部分がやや長め。お姉さんほどではないが豊かなものをお持ち。

特技が「努力」、座右の銘が「根性」という真面目一徹な人で、この年でかなりの財産持ち。顔は実そっくりだが性格は真逆で、非常に喧嘩っ早いうえに負けず嫌い。

過保護(パターナリズム)なイトコンで、縁もゆかりもないのに際限なく実を甘やかすお姉さんに頭を悩ませている。表向きはまともな発言をしているが、行動力はお姉さん並びに冴恵に匹敵するほどで、下心がある分お姉さんよりも厄介。おまけに行き過ぎたツンデレ故に実を頻繁にボコっている。

現在は旧空本家を勝手に買い直し居座っている。

9巻で実に割と普通に振られてしまい、一時期は飼い猫にミノルと名付けるまでの絶望を見せるが、松岡が順当に夫婦漫才の相方と化しており、本人も松岡とのトムとジェリー的なやり取りに関してはまんざらではない様子。その後も黒澤(や穂坂先生)と共にお姉さんの開催する対実会議に参加している。


松岡太陽編集

2年目で実に最初に出来た友達。帰宅部で神出鬼没黒髪で女の子と間違えそうなほどの美少年。

真面目で何事にも白黒つけたがる性格のため、実の夢をやたら応援している熱血漢。また、暑苦しい割にはかなり冷静沈着かつ合理的な人物であり、異常なほど客観的かつ岡目八目な視点を持ち、カオスの極みのような実周辺の人間関係をある意味一番俯瞰的に観測できている。しかしあまりに歯に衣着せなさすぎる言動が周囲に波乱を巻き起こすこともあり、主に実と黒澤が犠牲になる

花に対して徐々に心惹かれて行っているが、本人の客観的すぎる性格の問題でどうもチグハグな言動を取っている。運動神経がいいのか花の暴力からは悉く逃げ果せているが、ふとした時に見せるお色気には弱い。

当人もそう言ったのはまんざらでもなかったのもあってアプローチし始め、なんやかんやで相方兼彼氏に落ち着きつつある。


岩鬼潤子編集

お姉さんの仕事上の相棒。

まさしく『敏腕』の形容詞が似合うキャリアウーマンで、実と出会って以来ヘタレてしまったお姉さんに鬱憤を募らせていた。行動力は花に匹敵し、お姉さんのある事情を気にかけており、その為に実を利用しようとする。


実の両親編集

本作の諸悪の根源。数千万に及ぶ借金(最低値)を作り出し、しかも隣室のお姉さんにまで金の融通を頼み込んでいた最低の親。現在もまだ借金を返し終えておらず、国外を転々として危ない仕事に手を出し続けており、とてもではないが実を養うどころの騒ぎではない。そのくせ変な所で狡賢く、実の容姿と性格でお姉さんを篭絡させて、自分達だけ甘い汁を吸おうとしている


関連項目編集

講談社 おねショタ 居候 ギャグ漫画 ラブコメ

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