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Dreams

どりーむす

Dreams(ドリームス)は、原作七三太朗、漫画川三番地の高校野球漫画。
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概要編集

1996年から『週刊少年マガジン』で連載していたが、2003年より『マガジンSPECIAL』に移籍。野球漫画特有の超常的な魔球や高校生離れした驚異的な能力を持つキャラクターが多く登場する一方、シンクロ打法など難解な理論も取り入れている(最近の連載では短い期間で新魔球が量産されており、技のインフレ状態になりつつある)。単行本は累計800万部を突破。この著者コンビの既存の野球漫画と同じく、試合描写が詳しい分展開が遅い。

2009年に約半年間休載し、同年8月号から連載が再開されたが、2017年1月のマガジンSPECIALの休刊と共に連載終了した(後述)。


あらすじ編集

主人公、久里武志は野球の才能を持ちながら、タバコを吸い、髪の毛は茶髪でキレると殴ってくるなどする不良少年。今まで7つのチームを渡り歩いた上、何チームかは廃部になっているほど。いくつもの名門校のセレクションで蹴られ、流れ流れ着いた夢の島高校で最後のチャンスをかけることとなる。そして、面接中に監督、工藤を殴るも何とか条件つきで合格した。その条件とは、監督の家で一緒に暮らすことだった。そんな監督、工藤は名門・東陽で監督を務めたこともある男。始業式、久里は紅白戦に登板。しかし、そこには規律と常識を重んじる部長の嫌がらせが待っていた。久里は数々の苦難を乗り越え、南東京大会、甲子園で大暴れをする。非常識野球が、全国に旋風を巻き起こす。


特徴編集

展開ペース編集

概要の項にもある通り、スポーツ漫画のセオリーにのっとり、試合描写に重点を置いているために展開が凄まじく遅く、週刊誌時代は学年対抗戦、南東京大会(実際は東西分けのため南東京大会は存在しない)初戦、準決勝、決勝、甲子園一回戦、二回戦と7年で6試合をこなしたが、三回戦途中でマガジンSPECIALへ異動となった。「テンポを早くしてほしい編集部とじっくり描きたい作者サイドの対立」や「作者サイドの高齢化で週刊連載がきつくなった」など様々な理由が挙げられるが自明になっていない。


マガジンSPECIALへの異動後はさらにテンポが遅くなり、三回戦が終了したのは2008年末と1試合で6年を要し、続く準々決勝も1試合で6年半をかけるという2試合消化するのに12年半という超絶スローペースとなった(スローペースで有名なわたるがぴゅん!ですら1試合2~3年なのでいかにスローだったかがわかると思われる)。また、原作者の七三太朗(ちばてつやちばあきおの実弟)の年齢が準々決勝終了時点で72歳を迎え、まだ準決勝と決勝が残っていたことから「作者が存命中に終了するのか」ということまで囁かれていた。


突然の終了編集

そのような心配の中、作者の寿命より先にマガジンSPECIALのほうが悲鳴を上げ、2017年1月を以て休刊(事実上の廃刊)が決定する。dreamsも他誌で連載継続も考えられたが、準決勝の途中で連載終了が決定した。


そしてマガジンSPECIAL最終号で最終話が掲載されたが、その内容が試合中にキレてビーンボールを連発したことで主人公が高校球界から追放されてライバルは交通事故で死亡し、気がついたら主人公はアメリカにいたという、唐突すぎる終わり方となった。このような終え方に長年読み続けていたファンは唖然となり、Twitter(現:X)では「伝説レベルのぶん投げ終了」と評され、トレンド入りまでしている。

一方で主人公の久里の顛末は「悪童らしいリアルな展開」という擁護意見もある。


ちなみにマガジンSPECIALで連載が続いていた場合準決勝は終了できたと思われるが、2023年12月に七三太朗が逝去したことから(ペースを早めないかぎり)決勝を描き上げることは難しく、未完で終了していたと思われる。


関連タグ編集

首里城きらり JFK

七三太朗 川三番地

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