「封印の扉が開け放たれた今こそ、霧隠才蔵の血を引く貴様を倒し、長年の恨みを晴らさせて貰う」
CV/演:河合亜美
概要
『忍者戦隊カクレンジャー』における妖怪の1体で、現代の網剪。赤いボディコン姿の美女に化けて人間社会に潜伏している。
怪人としての姿は全体的に魔女を思わせる外見をしており、それぞれ青いストローハットと市松模様のマントで身を包み、右腕は3本の巨大な刃物の付いた魔剣となっているが、これは400年前にサイゾウの先祖である霧隠才蔵に本来の腕を斬り落とされた為。
昔の「網切り」は洗濯物や網を切る妖怪であり、このアミキリもその例に漏れず右腕の魔剣から「分離剣」と呼ばれる必殺技を繰り出して相手を切り刻む。
劇中では上記の通りサイゾウの先祖に右腕を斬り落とされた怨みから、子孫であるサイゾウをターゲットとして執拗に付け狙う。
活躍
買ったばかりの自動車を運転中のサイゾウの前に人間の姿で出現すると、彼の自動車と服を刀で斬り裂く。その瞬間を撮影した少年・徹を追い掛けるサイゾウの前に踊りながら現れて正体を明かすと、上記の台詞と共に因縁を付け、「その昔、私はお前の先祖と戦い、片腕を斬り取られてしまった…。その恨み、1日足りとも忘れた事は無い」と言って襲い掛かる。咄嗟にニンジャブルーになって応戦するサイゾウだったが相手は手強く、駆け付けた4人共々アミキリは必殺の分離剣で纏めて一蹴。カクレンジャーは消え身の術で一時撤退する。
その後、徹を人質に倉庫に呼び寄せたサイゾウと再戦し、ブルーに止めを刺そうとした所へ他の4人が駆け付けた為に仕留め損なう。
ブルー以外のカクレンジャーにドロドロを嗾け、自身もブルーに再び一騎打ちを挑むが、徹に撮影された写真から魔剣を振り下ろす際に脇の下が無防備となる弱点を見抜かれてしまい、そのまま隠流・正方の陣を受け敗北。
その直後、妖怪エネルギーの落雷を浴びて巨大化すると、無敵将軍に立ち向かうが、最期は火炎将軍剣を喰らい「またやられちゃった…悔しい~!」と言う悔み言と共に爆散した。
斯くして400前に霧隠才蔵に片腕を斬られ、封印の扉の解放と共にその子孫に復讐しようとした妖怪に待っていたのは結局、憎き霧隠の一族に負ける屈辱の運命だけであった……。
余談
演じた河合亜美女史は2年前の『恐竜戦隊ジュウレンジャー』でもラミィ役で出演していた。
関連タグ
ヒャクヤッパ:『侍戦隊シンケンジャー』に登場する後輩。
妖怪アミキリ:『手裏剣戦隊ニンニンジャー』に登場する後輩。