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概要

鳥山石燕の『画図百鬼夜行』(安永5年)に描かれた妖怪で表記は他に『あみきり』、『網切』などがある。

海老の様な身体で、のハサミのような手をした姿が描かれており、ステレオタイプ像としては他に体が後ろに行くにつれて幽霊のように細長くなっており、髪の毛が生え、口がくちばし状になっているなどの特徴がある(水木しげるセンセイの妖怪画やそれを元にした水木しげるロードの銅像もこれを踏襲している)。


水木しげるセンセイが監修している『ゲゲゲの鬼太郎妖怪パーフェクトBOOK コミックボンボン特別編集』(2007年・講談社)の『あみきり』の項目(同書のP24)によれば切断する対象に洗濯物が追加されており、夜行性で漁港や民家に現れるものだとされている(水木センセイの妖怪画でも干している洗濯物を切る構図が描かれた)。


この書籍の2巻目にあたる『ゲゲゲの鬼太郎妖怪パーフェクトBOOK日本妖怪探検 コミックボンボン特別編集』(2007年・講談社)の『北海道・東北地方ご当地妖怪』の頂(P19)では山形県の妖怪とされている。

入門百科シリーズ『妖怪おもしろ大図解』とその復刻版『水木しげる 妖怪大図解』(1986年/2004年・小学館)ではコウモリの魂を動力にジェットエンジンの要領で飛ぶというトンデモな超解釈が記載された(P40〜P41)。

空を飛べるかどうかはともかくとして、浮遊しているような構図で描かれていることが多い。


名前の由来も不明であり、名前から察するに網を切るから網切りだとか、網とアミ(海老に似たアミ科の節足動物)をかけた創作であり実在の妖怪ではないとする説もある。

しかしながら、原典にあたる『画図百鬼夜行』に詳しい解説はなく、どのような妖怪であるかは不明。上述の生態(?)も現代の創作によるところが大きいと言った所か。


名前や外見が似た妖怪に髪切りがいるが関連性は不明。


フィクションでの扱い

ゲゲゲの鬼太郎

1985年にフジテレビの月曜ドラマランドで放映されたドラマ版に登場。人間態うえだ峻が手にハサミを持って演じ、ねずみ男の持つ札束を切りきざんでがっかりさせてしまう。

正体は特撮怪人のような着ぐるみ姿で表現されており、こちらには後ろ足があるので髪切りにも近づいたデザインとなった。


アニメ版では第3期72話で助っ人として登場。髪様を相手に自慢のハサミで戦った他、モブとしても以前から度々登場。


第4期では第40話に妖怪大運動会の参加者として登場。


児童書の『水木しげるのおばけ学校4 おばけ宇宙大戦争』(1980年・ポプラ社)でも助っ人として登場している。


忍者戦隊カクレンジャー

切り裂き妖怪、ここに!

第17話「魔剣とパンツ!!」に登場したブロックチェック柄のローブを着た、右腕が魔剣の魔女妖怪

400年前に先代霧隠才蔵に右腕を切り落とされたために、子孫のニンジャブルー・サイゾウを執拗に狙う。人間態のボディコン姿の女役は河合亜美(かわいあみ)さん!

詳しくは当該記事を参照。


侍戦隊シンケンジャー

ヒャクヤッパちゃん!

第十八幕「侍襲名」に伝承の元になったという設定の、手足が刀の柄のようで全身刃のヒャクヤッパが登場した。

前回倒されたイサギツネとは仲が良かったため、敵討ちだと暴れまわった。


手裏剣戦隊ニンニンジャー

妖怪メダル35

忍びの38「魔女っ娘は八雲がお好き?」に登場した十得ナイフ(アーミーナイフ)を素体に誕生して、結婚式場の周囲のものを切り刻んだ妖怪

詳しくは当該記事を参照。


仮面ライダー響鬼

猛士」に伝わるバケガニ出現が続くと起きるという悪い事の正体。

トンボのような羽が生えた巨大な海老姿のアミキリ(魔化魍)として登場。


FF11

サソリ

グスタフの洞門に出現するサソリ族(大)のノートリアスモンスター。

同じサソリ族の通常モンスター、アンタレスとの抽選POP。

推定Lvは81~83。

倒すと劇毒サソリの爪を落とすが、極端過ぎる程、ドロップ率が低い


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妖怪

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