「生殺与奪はステインの仰る主張に沿うか否か・・・。」
「守るという行為に対価が発生した時点でヒーローはヒーローでなくなった。これがステインのご教示!」
プロフィール
概要
敵連合の一人。雄英高校の1年ヒーロー科の林間合宿の襲撃の際に「開闢行動隊」として参加。
リザードマンを彷彿とさせるトカゲじみた緑色の肌(トカゲと言うと本人は怒る)に紫の髪、ステインを模した格好をし、無数の刃物をベルトや鎖で束ねたような巨大な剣「スーパーナイフナイフソード」を持つ(実際は自分を大きく見せるための虚仮威し程度で、緑谷に武器を蹴り崩された)、以降はサバイバルナイフを使う。
個性
『ヤモリ』
ヤモリの特徴を持った異形型の個性。
爬虫類系の個性の中でも弱く、ヤモリの様な外観と壁に張り付くことぐらいで戦闘などでは役に立たない。
このことは本人も自覚している。
人物像
未だに異形型の個性に対する差別・偏見の根強い田舎町出身で、その個性故に「トカゲ野郎」と蔑まれていじめられ、引きこもりになっていた過去を持つ。
ステインの思想に心酔し、全てにおいて『ステインを継ぐ者』であろうとしており敵連合の任務よりステインの思想を優先する極端な信奉者。自己犠牲こそヒーローの本質というステインの思想に感化されているのか、「ヒーローは人並みの幸せを望むものではない」と考えているらしい発言もしている。
しかし、ステインを慕いつつもその行動に一致性が見られない荼毘や、単純にその容姿が好きなのだと思われるトガヒミコと比較すると、恐らく敵連合でステインの思想を最も理解しているのは他でもないスピナーだろう。
だがそのせいで彼自身の自我が確立していない、確固とした自分を持っていないという見方も否めず、本人も自身を「自分では何も成せない、乗っかっただけの小市民」と自嘲している。
なお、後にオーバーホールを護送する車両を急襲するため車両の運転を行った際は、警察を襲うことが本当にステインの意志に沿うことなのか、逡巡しつつも敵連合の意向に従っている。
ちなみにゲーム『グランド・セフト・オート』のプレイヤーであり、ドライビング技術はそれで鍛えたらしい。
林間合宿ではマグネと共に、マンダレイ、虎と交戦したときにはステインが救おうとした緑谷を抹殺対象にも関わらず庇い、どこから情報を入手したのか『ステインが認めなかった』存在である飯田を「メガネ君」と呼んで抹殺の対象としている。
その一方で戦闘中、マンダレイのテレパスによる色仕掛けに頬を染め動きが止まる、という年相応の反応を見せるウブなところも。